2014 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
26560158
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
松山 洋 首都大学東京, 都市環境科学研究科, 准教授 (50264586)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 山岳氷河 / 天山山脈 / 地球温暖化 / 現地測量 |
Outline of Annual Research Achievements |
2014 年 8 月 26 日~9 月 4 日の日程で天山山脈 1 号氷河を訪問して写真撮影を行ない,現状を記録した(ただし,2004 年,2014 年と同じ角度で写真を撮影することができなかった)。現地調査では,中国科学院新疆生態与地理研究所の Dr. Kezer, K. のお世話になった。この時 6 号氷河の測量基準点ほかについて確認し,2015 年夏にトータルステーションでの測量が可能かどうか検討した。しかしながら,それ以前の問題として,中国では近年外国人による測量が許可されていないことが判明した(中華人民共和国国土資源部令 第 38 号)。
一方,2014 年 9 月 29 日~10 月 10 日の日程で,Dr. Kezer, K. に首都大学東京に来ていただき,1 号氷河の現状に関する調査結果,および過去 20 年間の変化に関して意見交換を行なった。また,2015 年に予定していた 6 号氷河の測量について,善後策を検討した(12. 今後の研究の推進方策等を参照のこと)。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
1 号氷河の写真を 2004 年、2014 年と同じ角度で撮影できなかったこと,2015年夏に予定していた 6 号氷河の測量を自力でできなくなったことが判明したため。
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Strategy for Future Research Activity |
中国では、外国人は測量ができないことが分かったので(中華人民共和国国土資源部令 第 38 号)、測量は Dr. Kezer, K. の知り合いの中国の測量会社の方にお願いすることにする。測量に必要な費用は,来年度の科学研究費補助金から謝金として支出する予定である。
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Causes of Carryover |
平成 26 年度の研究および支出はほぼ計画通りに終了し,残高 \30,394 を無理に年度内に執行する必要がなかったため.
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
平成 27 年度以降のウルムチへの調査旅費に使用する.
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