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2015 Fiscal Year Annual Research Report

ナノ複合体で疾患エクソソーム内を制す「生体内ナノサージェリ-技術」の挑戦的開発

Research Project

Project/Area Number 26560240
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

城 潤一郎  京都大学, 再生医科学研究所, 助教 (60511243)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 田畑 泰彦  京都大学, 再生医科学研究所, 教授 (50211371)
Project Period (FY) 2014-04-01 – 2016-03-31
Keywordsエクソソーム / ナノ粒子
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、ナノテクノロジーを駆使して疾患エクソソームの内部情報を生体内で制御する技術(エクソソームの生体内ナノサージェリ-技術)を開発し、その疾患治療に対する有効性を検証することである。エクソソームの表面に対する抗体を修飾し、膜破壊ペプチドと制御因子を内包した生分解性ナノ複合体を作製する。このナノ複合体は、抗体により生体内で疾患エクソソームを捉え、そこで膜破壊ペプチドと制御因子を局所的に放出することで、エクソソーム膜に一時的な穴をあけ、その内部に制御因子を送り届ける。その結果、エクソソームの内部情報を生体内で制御することができる。これが本研究のアイディアである。本研究では、がん疾患に対してエクソソームの生体内ナノサージェリーを適用し、実験動物を用いてその治療効果を検証する。
平成27年度は、前年度に引き続き、疾患エクソソームの抽出と生分解性ナノ複合体の作製を行った。生分解性ナノ複合体の構成成分である抗体修飾ゼラチンナノ粒子の作製法について学会等で発表した。膜破壊ペプチドおよびRNA分解酵素と疾患エクソソームを混合し、疾患エクソソームの内部情報が制御できるか検討した。混合条件などを変化させ疾患エクソソームの内部情報制御を試みているところである。エクソソーム内部へ物質を導入する技術は、汎用性の高い技術であるので、今後も研究を継続していく予定である。

  • Research Products

    (2 results)

All 2015

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] 抗原認識能に与えるゼラチンナノ粒子への抗体固定化法の影響.2015

    • Author(s)
      吉本雄, 城潤一郎, 田畑泰彦
    • Organizer
      第31回日本DDS学会学術集会
    • Place of Presentation
      京王プラザホテル(東京)
    • Year and Date
      2015-07-02 – 2015-07-03
  • [Presentation] 抗体固定化ゼラチンナノ粒子の作製とその抗原認識能評価2015

    • Author(s)
      吉本雄, 城潤一郎, 田畑泰彦
    • Organizer
      第64回高分子学会年次大会
    • Place of Presentation
      札幌コンベンションセンター(札幌)
    • Year and Date
      2015-05-27 – 2015-05-29

URL: 

Published: 2017-01-06  

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