2014 Fiscal Year Research-status Report
メタ解剖情報医用画像処理-Post BigData時代における新しい医用画像処理
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26560255
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
森 健策 名古屋大学, 情報連携統括本部, 教授 (10293664)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小田 昌宏 名古屋大学, 情報科学研究科, 助教 (30554810)
三澤 一成 愛知県がんセンター(研究所), 腫瘍病理学部, 研究員 (70538438)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 医用画像処理 / コンピュータ支援画像診断 / コンピュータ外科 / セグメンテーション |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度は、「メタ解剖情報医用画像処理学」分野の確立を目指し、以下の5つの研究項目を実施した。 (1) 対象解剖構造の検討:本研究期間において、どの解剖学的構造をメタ解剖情報として取り扱うか工学的・医学的見地から絞り込んだ。従来の研究成果で自動取得可能なメタ解剖情報だけでなく、新たな画像解析手法・既知のメタ解剖情報の組み合わせなどを利用した新たなメタ解剖情報についても考慮した。 (2) メタ解剖情報記述法の決定:メタ解剖情報を計算機上に格納する際の記述法を決定した。メタ解剖構造情報を医用画像認識理解に利用することも踏まえ、画像認識理解での利用が容易なメタ解剖情報の記述法を検討した。 (3) 医用画像収集:メタ解剖情報データベースを構築する上で必要となる医用画像の収集を行った。 (4)メタ解剖情報認識理解手法検討:メタ解剖情報データベースを利用したメタ解剖情報認識理解手法を検討した。大規模データを効率的に扱うために逐次学習に基づメタ解剖情報認識手法に関しても検討した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
「メタ解剖情報医用画像処理学」分野の確立のための研究項目を実施した。本研究期間において、どの解剖学的構造をメタ解剖情報として取り扱うか工学的・医学的見地から絞り込んだ。また、メタ解剖情報を計算機上に格納する際の記述法を決定した。メタ解剖情報データベースを構築する上で必要となる医用画像の収集を行い、このメタ解剖情報データベースを利用したメタ解剖情報認識理解手法に関して検討した。さらに、大規模なメタ解剖情報データベースを効率的に扱うための逐次学習に基づくメタ解剖情報認識手法に関しても検討した。 上記のように当初の計画で実現予定であった事項を実現していることから、当初の計画どおりに研究が進展していると言える。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究課題は当初の計画どおりに進展しており研究実施計画への変更はない。今後は、大規模データベースに基づくメタ解剖情報循環型認識理解手法実現に関して研究を進める。その中でも、大規模メタ解剖情報データベースの不完全性考慮手法開発、メタ解剖情報循環更新手法の実現を精力的に進める。
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Causes of Carryover |
メタ解剖情報認識理解手法の開発に利用する計算機が当初の計画よりも安価に購入できたため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
H27年度以降では3Dプリンタを使用したモデル作成によるメタ解剖情報提示を計画しており、それに用いる材料購入に使用する。
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Research Products
(9 results)