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2016 Fiscal Year Research-status Report

高次脳機能障害の表情応答に関するリハビリテーション効果

Research Project

Project/Area Number 26560284
Research InstitutionShowa University

Principal Investigator

増山 英理子  昭和大学, 保健医療学部, 講師 (90459214)

Project Period (FY) 2015-03-01 – 2018-03-31
Keywords表情応答 / 表情認知 / リハビリテーション
Outline of Annual Research Achievements

高次脳機能障害における対人技能拙劣は社会復帰の阻害因子であり、脳損傷者に対するコミュニケーション面のリハビリテーション効果を提示していくことは重要な課題である。
昨年度には、健常者20名を対象として①STAI(状態・特定不安検査)、EQS(情動知能尺度)を測定し、表情応答に際しての個人の心理・情動状態の影響を明らかにした。続いて②表情応答の測定を実施後にランダムに2群に分けて鏡を見ながら表情筋のストレッチ・表情をつくる動作を行う群と各表情写真(笑顔・驚き・怒り)を提示し、その表情になった最近のエピソードを想起する群の2パターンを実施した。その結果、健常者群においては①の介入前における個人の心理・情動状態に差異はなかった。②表情応答に関しては、エピソードを想起した群に比べ表情筋ストレッチを行った群の方がより喜び表情を表出していた。
この結果を踏まえ、今年度は上記の健常者における結果を学会にて発表し、続いて地域で生活している脳損傷者に対する調査を開始した。14人の研究協力者を得たが、1人は聴取データに不備があり、それ以外の13人を調査対象とした。介入前における心理・情動状態においては、健常者のストレッチ・表情をつくる動作を行う群と比較したが差異はなかった。②の表情応答に関しては、現在データ分析中である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

脳損傷者における調査に際して目標症例数は20人としていたが、研究協力施設における研究協力者の募集が滞ってしまい、現在13名となっている。次年度に向けて、新たに研究協力者の募集を募り、症例数を増やしていく予定である。

Strategy for Future Research Activity

研究協力施設に対して研究協力者の再募集を行いつつ、新規に研究協力施設を開拓し、募集を行う予定である。

Causes of Carryover

脳損傷者における研究協力の募集がスムーズに進まなかった面があり、目標症例数にまで達していない。そのため、研究協力費及び関連諸経費の計上が少なくなっている。また、最終的な研究結果が確定できない状況であるので、論文発表に掛かる経費の計上もされていない。

Expenditure Plan for Carryover Budget

次年度も再度研究協力者の募集を継続しながら、新規に研究協力施設の開拓を進める予定である。また、次年度中に得られた結果をまとめ、学会発表及び論文にまとめていく予定である。そのため、それらに掛かる必要経費を計上する必要がある。

  • Research Products

    (1 results)

All 2016

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 高次脳機能障害の表情応答に対するリハビリテーション効果2016

    • Author(s)
      増山英理子
    • Organizer
      日本リハビリテーション医学会学術集会
    • Place of Presentation
      国立京都国際会館
    • Year and Date
      2016-06-09

URL: 

Published: 2018-01-16  

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