• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2014 Fiscal Year Research-status Report

歩行の質と身体活動の相互関係性モデル構築

Research Project

Project/Area Number 26560296
Research InstitutionNational Center for Geriatrics and Gerontology

Principal Investigator

土井 剛彦  独立行政法人国立長寿医療研究センター, 所長室, 特別研究員 (60589026)

Project Period (FY) 2014-04-01 – 2016-03-31
Keywords歩行 / 身体活動
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、高齢者における「身体活動」と「歩行」について、各々定量化指標を用いて両者における相互関係性をモデル構築により明らかにすることである。そのため、本研究では高齢者を対象に調査を実施する。ベースライン調査後に、歩行解析ならびに活動量解析を行い横断的解析により相互関係性モデルの候補を作成し、それを縦断的検討を行う予定である。本研究は、疫学調査フィールドでも測定可能な方法に着目し、モデル解析により検討されることのなかった歩行解析指標と定量化された身体活動指標に対して同解析を行う事が最大の特色で、今まで実験研究で用いられてきた指標を疫学的解析手法により解析することで、新たな解釈をもたらす事ができると考えられる。今年度の研究実績としてはデータセットの構築があげられる。歩行指標は加速度信号と角速度信号から歩行の安定性を示す指標であるstride time variabilityや歩行時における体幹の安定性を示すtrunk variability、trunk attenuation rateを算出し、活動量においては、身体活動の時間・強度を変数化した。現在、各変数に対しモデル解析を実施しているところで、本研究により歩行と身体活動との相互関係が明らかになれば、歩行のどの部分に介入することで、どのように身体活動が向上するかが明らかになる。このエビデンスに基づくことで、歩行への介入により身体活動を効果的に促進できるプログラム開発が可能になり、今後の健康増進における新しいプログラム提示を可能になると考えられる。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

今年度の中心的課題は、ベースラインにおける横断調査の実施に加えデータセットの構築である。これについてはおおむね順調に進み達成できたと考えられる。今後追跡データを構築し、解析を進めることが必要と考えられるがそれらの準備についても順調に進んで切るため、本課題は順調に進展していると考えられる。

Strategy for Future Research Activity

今後も継続して対象者を追跡し、研究を進めていく。また、解析の結果によりベースラインでの成果報告についても合わせて進めていく予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2015

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 地域在住高齢者における体幹加速度から得られる歩行指標―大規模集団からの年代別検討―2015

    • Author(s)
      土井剛彦 島田裕之 牧迫飛雄馬 堤本 広大, 中窪翔, 鈴木 隆雄
    • Organizer
      第50回日本理学療法学術大会
    • Place of Presentation
      東京
    • Year and Date
      2015-06-05 – 2015-06-07

URL: 

Published: 2016-05-27  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi