2014 Fiscal Year Research-status Report
メル周波数ケプストラム分析技術を用いたCOPD患者の咳嗽のアルゴリズム化
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26560305
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
青山 朋樹 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (90378886)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 晋 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (40378691)
岡本 和也 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (60565018)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | COPD / 咳嗽 / リハビリテーション |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度は健常者実験において咳嗽を採取するデバイス選定、タイミング、実施方法の検討を行った。デバイスの選定は普及性を考え、市販のボイスレコーダーを選定し、音声信号解析が可能であることを確認した。次に健常者2名を対象に1ヶ月間音声レコーダーを所持し、毎日1回咳嗽を録音し、その日の体調を記録するという実験である。この結果、咳嗽を録音するタイミング、継続性が確認され、採取されたサンプリング後の咳嗽音声信号の解析が可能なことが明らかになった。これらの結果から咳嗽サンプリング手法がほぼ確立したため、これらの方法で実施する計画を立案し、慢性閉塞性肺疾患患者(Chronic Obstructive Pulmonary Disease; COPD)を対象にした研究の倫理員会申請を行い、承認を得た。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
計画通りに進行しており、大きな研究計画の修正変更は必要としない。
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Strategy for Future Research Activity |
COPD患者を対象とした縦断試験を実施する。今回の試験をフィージビリティスタディと位置づけ少数例(5例程度)の患者をリクルートして実施する。患者の負担を考慮して、毎日採取するデータとして咳嗽音声サンプリングに加えて、COPD assessment test (CAT)、Cough and sputum assessment questionnaire (CASA-Q)、体温を選定して実施する。これらの結果を解析することで咳嗽データからCOPD患者の体調や増悪予想を行う予定である。
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Research Products
(1 results)