2015 Fiscal Year Research-status Report
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26560336
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Research Institution | Physical Fitness Research Institute, Meiji Yasuda Life Foundation of Health and Welfare |
Principal Investigator |
須藤 みず紀 公益財団法人明治安田厚生事業団体力医学研究所, その他部局等, 研究員 (10585186)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | メンタルヘルス / 筋収縮 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,運動によるメンタルヘルスの向上に関係していると考えられるタンパク質や神経伝達物質に着目し,骨格筋と脳内にてどのように作用するかを明らかにすることが目的である.平成27年度は,行動実験による情動の評価を中心に実験を行った.雄性ラットの後肢筋を対象に,電気刺激による一過性の局所筋収縮モデルを作成した.収縮負荷後,ランウェイテスト,及び明暗BOXテストにより不安感様の評価をおこない,局所の筋収縮が情動に及ぼす影響を検討した. さらに,軽度のダウンヒルトレーニングモデルが脳内におけるBDNF濃度に及ぼす影響についても検討した.現在,これらの追加実験と解析を進めている.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新たな所属先における実験設備が整い始めている.しかし,飼育室の設備工事がおこなわれたことから動物飼育が一時中断したことで若干の遅れが生じた.
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Strategy for Future Research Activity |
平成28年度は,筋収縮がメンタルヘルス及ぼす影響と機序を明らかにするために,1.筋収縮による筋,血液,脳内における神経伝達物質を定量し,筋収縮が脳機能へ及ぼす影響について検討する.また,運動による筋収縮がメンタルヘルスに与える効果を2.行動実験より情動と認知機能に着目して検証する.
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