2015 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
26560384
|
Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
水野 敬 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 特任講師 (60464616)
|
Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
|
Keywords | 疲労 / 小児 / 思春期 / 認知機能 / 自律神経 / 生活習慣 / 睡眠 / 介入試験 |
Outline of Annual Research Achievements |
子どもの疲労回復法を追究するためには、子どもの疲労と最も結び付きが強いとされる睡眠覚醒リズムの是正に資する個々の生活習慣に依存した介入研究を要する。そこで、本挑戦的萌芽研究では、子どもの疲労回復に資するオーダーメード型の生活習慣改善法の開発を目的とした。前年度確立した介入試験における介入因子を新たに抽出設定するため、幾つかの地域を対象としアンケート調査を行った。人口密集地と過疎地の比較検討から小中学生の自覚的疲労度に大きな差はみられなかった。平日の睡眠時間と自覚的疲労度は密接に相関しており、小中学生の習い事の習慣、夜間外出習慣または各種メディア接触頻度等が睡眠・疲労に影響を及ぼすことを示唆するデータが得られた。よって、これらの新規介入因子を基にした介入試験を今後進めていく意義を見出し、道筋をつけることができた。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
現在の子ども達のライフスタイルを鑑み、予め設定していた介入項目でなく、アンケート調査を通じて介入試験を行うための介入候補因子をさらに抽出設定すべきと判断し追加の実験をおこなったため。
|
Strategy for Future Research Activity |
見出した介入候補因子を疲労回復に資する介入試験に活用する。対象となる小中学生の生活習慣を基にした生徒と保護者との討議により、生活習慣等の介入項目を設定し、フォロアープ試験を通じて疲労改善効果を検証する。
|
Causes of Carryover |
若干の研究の遅れから、次年度に追加で予定しているアンケート調査および活動量計などの臨床試験関連物品費を要すると判断したため。
|
Expenditure Plan for Carryover Budget |
アンケート調査および臨床試験の活動量計などの物品費として活用する予定である。
|
Research Products
(1 results)