2014 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
26560457
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
尾藤 晴彦 東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (00291964)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 脳神経 / 神経科学 / シグナル伝達 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、近年開発されたwash-freeのケミカルタグを用い、シナプス可塑性と連動して発生するグルタミン酸受容体の側方拡散とexo-endocytosisを、スパイン等の局所ミクロドメインにて、高感度かつ実時間で計測する手法の開発を試みた。 まず、予備的にHEK293細胞にて、細胞外領域に酵素タグを挿入したAMPA受容体サブユニットを発現し、FACSソーティングなどにより、細胞膜非透過性低分子蛍光プローブの蛍光標識条件の最適化を実施した。つづいて、海馬初代培養神経細胞にタグ付き受容体分子の遺伝子導入を行い、内因性受容体に比べ、著しくない程度の発現水準を実現した上で、実時間ダイナミクス計測イメージング法を開発した。さらに、パルスチェース測定可能な蛍光リガンドのスクリーニングを行い可視化実験に供することのできるコンパウンドを同定した。予備的に、これらのイメージング条件を実現した条件で、可塑性刺激時のGluA1の動態計測を実施した。
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