2015 Fiscal Year Annual Research Report
新しい在地の文化形成による現場型農村開発モデル研究
Project/Area Number |
26570004
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
安藤 和雄 京都大学, 東南アジア研究所, 准教授 (20283658)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 国際研究者交流 / ブータン / ミャンマー / 実践型地域研究 / 過疎問題 / 離農 / 農村開発 / 参加型農村調査 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、過疎化・離農について、ブータン、バングラデシュ、ミャンマー、ラオスなどの国々との人的交流ネットワークを活用して、各国、各地域の課題との比較を通じて日本の現状をアジア的視野で相対化し、これらの問題をアジア共通の課題として捉え、都市化にかわる農村問題開発モデルを提言することにある。2014年度は、東南アジア研究所実践型地域研究推進室が主催する京滋フィールドステーション月例研究会において本研究の関連研究会を同時開催するとともに、会議を行った。また、他のプログラムとの共同により、ミャンマー、ブータンでの現地調査をPRA(参加型農村調査)によって実施した。また、共同研究のカウターパート機関であるブータンのシェラブッチェ校の若手講師、若手研究員を他のプログラムとの共同により、夏(7~8月)と冬(1月~2月)にそれぞれ約3週間から2週間4名づつ招へいし、南丹市美山町地域、宮津市世屋地域においてPRAとスタディツアーを実施した。高知県大豊町でのPLA計画と他のプログラムとの合同の草の根の国際ワークショップについては、日本人参加メンバーと協力者の都合により中止し、2月に、他のプログラムと合同で、東南アジア研究所において、環境問題と持続的発展に関する国際ワークショップを開催し、過疎、離農、環境問題等々をミャンマー、ブータン、バングラデシュ、日本との比較の視点で発表、検討会を開催し、その成果は、英文の実践型地域研究No.9の報告書として出版した。本研究の結論としては、特に、ミャンマー、バングラデシュ、ブータン、日本との間で、当該の課題に関するより緊密な学術関係構築の必要性があること、ブータンのGNHの理念に学ぶ農村開発のモデルの必要性が提唱され、本研究の成果を活用して科研(A)「アジアの在地の協働によるグローバル問題群に挑戦する実践型地域研究」を申請し、H28年度から採択された。
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Remarks |
東南アジア研究所実践型地域研究推進室のWebページの中の関連プロジェクトを開くと「新しい在地の文化形成による現場型農村開発モデル研究」の紹介ページがでてくる。
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[Journal Article] On the introduction of paddy rice cultivation by swiddeners in Arunachal Pradesh, India.2015
Author(s)
Kosaka, Y., Saikia, B., Rai, C.K., Hage, K., Asada, H., Hui, T., Riba, T., Ando, K.
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Journal Title
Tropics
Volume: 24
Pages: 75-90
Peer Reviewed / Open Access / Int'l Joint Research
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