2014 Fiscal Year Research-status Report
グローバル人材育成のための海外インターンシッププログラムのモデル開発
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26580111
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Research Institution | Hokkaido University of Science |
Principal Investigator |
坂部 俊行 北海道科学大学, 工学部, 准教授 (70337062)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柴田 晶子 札幌大谷大学, 社会学部, 教授 (40289690)
三浦 寛子 北海道科学大学, 保健医療学部, 准教授 (60347755)
竹村 雅史 北星学園大学短期大学部, その他部局等, 教授 (60353215)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | ESP / 海外インターンシップ / ビジネスコミュニケーション |
Outline of Annual Research Achievements |
8月上旬には、8名の学生が参加して、シンガポールにおける海外インターンシップを実施。派遣される企業について事前に調査・準備をさせた。同時に、現地で聞かれると想定される日本事情、例えば日本における同業者についてなどを調査させ、英語で準備させた。 8月中旬には、香港で開催されたFOOD EXPO 2014に学生をボランティア通訳として派遣した。学生たちには、事前に担当する企業、その企業の商品、交渉方法などを学習させた。学生たちは実際に企業を訪問し、商品製造過程などを見学し、また、担当者と企業理念や売り込み方、交渉方法などについて、事前打ち合わせをした。学生たちは企業紹介および商品説明を英語で作成し、渡航前には、模擬商談会を実施。実際の見本市を想定して、学生たちの通訳技術を検証および向上することに取り組んだ。 1月にはサンフランシスコで開催されたWinter Fancy Food Showという見本市に、学生をボランティア通訳として派遣した。香港のFOOD EXPOのときと同様、学生たちには事前準備を行わせ、模擬商談会を経て本番に臨んだ。 上記2つの見本市および平成25年3月に開催されたシンガポールでの見本市に参加した学生を対象に、事前準備の有効さ、現地での英語使用、通訳に必要な条件など、英語やビジネスコミュニケーションに関する質問を組み入れたアンケートを実施した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
短期海外インターンシップは、事前準備を怠らず実施することにより、学生の英語力やコミュニケーション力の向上、そしてモチベーションの維持に役立っている。そして、海外インターンシップを経て、当該学生を海外見本市へ派遣することにより、卒業までにより一層の英語およびコミュニケーション力を養うことでき、人材開発・育成のサポートの面において、企業へある程度貢献できうる。見本市派遣においては、事前研修内容はその都度検証し精査し、有効性はあることがわかってきた。昨今、企業のグローバル化が進み、海外に派遣されるケースが中小企業においても増えてきている。その中で、何が必要か、何が重要が、何を準備すべきか、などがある程度見えてきた。
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Strategy for Future Research Activity |
平成27年度は、平成26年度に実施したアンケートを分析する。これはGlobal Advanced Business Communication、大学英語教育学会、そしてAssociation for Business Communicationで発表予定である。また、見本市へのボランティア通訳そして学生派遣、および海外インターンシップを継続して実施する。
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Causes of Carryover |
旅費において差額が生じたたため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
2015年度に実施する予定でいる調査・研究の旅費の一部としたい。
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