2014 Fiscal Year Research-status Report
電気自動車による陸上から海上へのモーダルシフトと港湾地域の経済効果
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26590038
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Research Institution | Toyohashi University of Technology |
Principal Investigator |
渋澤 博幸 豊橋技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (70291416)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮田 讓 豊橋技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (20190796)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 電気自動車 / モーダルシフト / 港湾 / 環境 / 政策 |
Outline of Annual Research Achievements |
電気自動車,充電インフラ,フェリー業界,港湾地域経済,環境技術,経済効果計測モデルに関する既存文献,資料の整理を行った.国内における電気自動車の普及状況や課題に関する調査を行った.従来型自動車の長距離移動のための技術条件,費用条件の調査を行った.電気自動車の長距離移動のための技術条件,費用条件の調査を行った. フェリー及び港湾エリアにおける充電設備の現況と課題に関する調査を行った.交通モデル(犠牲量モデル)のパラメータを推計し,従来型自動車の高速道路利用とフェリー利用の輸送機関分担率の推計を行った. 電気自動車の高速道路利用とフェリー利用の輸送機関分担率の推計を行った.電気自動車による陸上(高速道路)から海上(フェリー)へのモーダルシフト率の推計を行った.従来型自動車の高速道路利用とフェリー利用のエネルギー消費量とCO2排出量の推計を行った.同様に,電気自動車の高速道路利用とフェリー利用のCO2排出量の推計を行った.モーダルシフトによる環境負荷削減効果の分析を行った.港湾と後背地域を対象とした経済波及効果の計測モデルの開発を行った.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
おおむね研究計画どおりの成果が得られている.フェリー移動と自動車移動の分担率の計測を行った.電気自動車の場合,フェリー移動を選択する可能性が高まる傾向があることが示された.同様に,電気トラックの場合についても計測したが,同様の傾向があることが示された.仙台-苫小牧間で,電気自動車を利用したフェリー移動の実験を行い,実際の移動時の費用や時間に関する実測データの蓄積を行った.
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Strategy for Future Research Activity |
研究計画どおりに研究を進める予定である.全国の長距離フェリーを対象にして,従来型自動車と電気自動車の分担率を計測する.フェリーへのモーダルシフトが港湾地域へもたらす経済効果を計測する.
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