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2015 Fiscal Year Research-status Report

知識基盤社会における職業活動の持続可能性に関する研究

Research Project

Project/Area Number 26590088
Research InstitutionYokohama National University

Principal Investigator

志田 基与師  横浜国立大学, 環境情報研究科(研究院), 教授 (90178872)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 与謝野 有紀  関西大学, 社会学部, 教授 (00230673)
都築 一治  流通経済大学, 社会学部, 教授 (20180028)
Project Period (FY) 2014-04-01 – 2017-03-31
Keywords専門職 / 職業移動 / 事業継続計画 / 職業リスク / 研究機関のリスクマネジメント / 知識基盤社会
Outline of Annual Research Achievements

昨年度同様、代表者志田基与師、分担者都築一治、同与謝野有紀3名の個別の研究活動を主とし、基礎的なアイディアの精緻化に努めた。研究合宿を2015年9月上旬に開催、ゲストとして滋賀大学・永田えり子教授の参加も得て、各自のアイディアの交換・検討を行った。
職業活動の持続可能性を担保するためは、個々の職業人のキャリアに生じる直接的影響だけではなく、所属組織の「事業継続性(計画)」の大きな影響を受ける。震災後の復興にかかわる地方公務員の能力開発は、地域や行政課題解決の事業継続性に依存するとともに、それを支える重要な要素であることが、明らかになった。
大学をはじめとする研究機関における専門職っは、リスクを取って成果を上げることを求められる。そのため、実際以上のチャレンジを行っているようアピールする一種のモラルハザードが存在する余地がある。これは、マートンのアノミーの類型の「儀礼主義」に通じる病理であり、研究組織固有の文化に原因があると考えられる。
また、AI技術の急速な拡大が、職業キャリアだけではなく、その前段階の職業教育や教育システムそのものに与える影響も考察する必要がある。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

年度内2回を予定していた研究合宿が、2014年度同様の一回にとどまったため、個別のアイディアの深化はあったものの検討サイクルを十分確保することができなかった。
各分担者の個別の研究活動はあったものの、共同の成果につながらなかった。

Strategy for Future Research Activity

2016年度は最終年度となるので、個別研究に加えて、共同研究の実を上げる方策を考える。学会などに連続して研究合宿を開催する。
いくつかの論点がはっきりしてきたので、引き続き科学研究費補助金の獲得を目指し、論点の整理などを行う。

Causes of Carryover

情報提供者に支払う予定の謝金などが、研究進行の遅れに伴って執行未了となっている。

Expenditure Plan for Carryover Budget

情報提供の人選などを確実に行うとともに、一部データ資料などに振り替える。

URL: 

Published: 2017-01-06  

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