2016 Fiscal Year Research-status Report
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26590170
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| Research Institution | Niimi College |
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Principal Investigator |
加藤 由美 新見公立短期大学, その他部局等, 講師(移行) (70509629)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安藤 美華代 岡山大学, 教育学研究科, 教授 (60436673)
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| Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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| Keywords | 新任保育者 / 困難感 / 対処 / 心理教育 / メンタルヘルス / 人間関係 / 幼稚園教諭 / 保育士 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
新任保育者を含めた保育者（幼稚園教諭及び保育士）が特に困難感やストレスを抱えやすい職務上の人間関係の問題に関して、保育者のメンタルヘルスの保持・増進に向けた心理教育プログラムの内容に反映させることを目的として、幼稚園教諭77名を対象に実施した職務上の困難感に関するアンケート調査の結果を質的に分析した。Ⅰ「子どもへの対応における困難感」、Ⅱ「保護者への対応における困難感」、Ⅲ「職員間の人間関係における困難感」について、回答内容別にカテゴリーを生成した結果、最も記述内容が多かったのはⅢで、内容分析の結果、「職員間の人間関係」、「指導方法の相違」、「保育観の相違」等７のカテゴリーが生成され、これらは「職員間の連携の困難感」というコアカテゴリーとして位置付けられた。次いでⅡでは「子ども同士のトラブルの伝え方・謝罪の仕方」等11のカテゴリーが生成され、これらは「保護者への伝え方の困難感」、「保護者との連携の困難感」の2つのコアカテゴリーとして位置づけられた。Ⅰでは「気になる子ども」等4のカテゴリーが生成され、これらは「子どもへの対応の困難感」、「保育方法の困難感」の2つのコアカテゴリーとして位置付けられた。以上の結果から、職員間の連携、特に職員間の人間関係や指導方法、保育観の相違に関して困難感を抱えている幼稚園教諭が多いことが窺えた。また、子ども同士のトラブルやクレーム等に関する保護者への伝え方の困難感も多く見られた。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予定していた実践研究、調査等は終了し、今後は最終的な研究成果をまとめ、公表する段階に至ったため。
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| Strategy for Future Research Activity |
幼稚園や保育所等に勤務する保育者を主な対象として、保育者のメンタルヘルス、特に職務上の人間関係の問題に関する理解を図り、具体的な対処方法について考えるきっかけを提供するために、これまでに実施した研究成果をまとめた書籍を出版する予定である。
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| Causes of Carryover |
研究代表者が所属を変更したことに伴い、研究計画にも変更が生じたため。
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| Expenditure Plan for Carryover Budget |
これまでの研究成果をまとめた著書を出版する予定である。
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