2014 Fiscal Year Research-status Report
教育研究のための質的研究方法論としての授業研究の再構造化の試みとその課題の解明
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26590190
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
大谷 尚 名古屋大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (50128162)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柴田 好章 名古屋大学, 教育学研究科(研究院), 准教授 (70293272)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 質的研究 / 授業研究 / 質的研究方法論 / 教師教育 / 教育研究方法論 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、初年度として、①研究全体の再設計を行い、研究を開始した.続いて②文献による概念的枠組みの整理とB) 多様な授業研究の特徴化による授業研究の整理を行った.その後、③質的研究方法論の諸概念(測定の妥当性と信頼性、分析の主観性と客観性、研究プロセスの再現性、研究全体の反証可能性、知見の一般化可能性、サンプリング理論等)の適用による授業研究の特徴、問題、課題の解明を試みた. これらの成果に基づいて、④授業研究者、授業研究の導入者へのインタビューを行った.授業研究の導入者としては、研究者の所属機関と学術交流協定を有しているモンゴル国立教育大学の教員を対象とした.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
やや遅れたのは、前年度に修了する予定であった別の科研を1年延長したためである.
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Strategy for Future Research Activity |
前年度までの科研は修了したため、この科研は昨年度より順調に進展させることができると考えている.計画の変更は必要ない.
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Causes of Carryover |
初年度は、前年度からの科研の延長のために、次年度使用額が生じた.
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
前年度からの科研は終了したため、次年度は円滑に使用できる計画である.
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Research Products
(14 results)