2014 Fiscal Year Research-status Report
3Dプリンターなどを活用したデジタル・ファブリケーション教材の開発
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26590227
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Research Institution | Hokkaido University of Education |
Principal Investigator |
佐藤 昌彦 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (00281858)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
杵淵 信 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (30261366)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 3Dプリンター / デジタル・ファブリケーション / ものづくり / 責任 / 生命 / 自然 / 身体 |
Outline of Annual Research Achievements |
1.具体的内容…3Dプリンターが登場する時代のものづくり教育に関する基本的な考え方について考察し、雑誌論文・学会・図書などで発表した。 (1)「研究の目的」に関する平成26年度の具体的な実践事項は2つ。一つ目は、3Dプリンターが登場する時代のものづくり教育に関する基本的な考え方を明らかにすること。このことに関しては、眼前の事象のみではなく、過去・現在・未来を踏まえて、「生命」「自然」「身体」をキーワードとする基本的な考え方を明らかにした。第1年次で明らかにした基本的な考え方は、第2年次・第3年次における3Dプリンターなどを活用したデジタル・ファブリケーション教材の開発に関わる重要な指針となる。 《事例》基本的な考え方を明らかにするために、2015年2月11日、札幌市で公開講演会&シンポジウム「ホワイトテーブルin札幌2015」。 (2)教材の開発へ向けて、3Dプリンターやレーザー加工機を購入した・・・「研究の目的」に関する平成26年度の具体的な実践事項の2つ目は、デジタル・ファブリケーション教材を開発するための機器として3Dプリンターやレーザー加工機を購入すること。3Dプリンターは、機種に関する様々な調査を踏まえて、最新のモデル(米国製)を発注することができた(大学への設置は5月の予定)。※様々な調査/東京や大阪での機器展示会、メーカーへの訪問、ファブラボへの訪問など。教育現場で使用できる機器を選定した。レーザー加工機は、展示会等で各メーカーの機種を直接に触れて選定し、大学の美術教育演習室に設置した。 2.意義…3Dプリンターが登場する時代のものづくり教育に関する基本的な考え方を明らかにした。 3.重要性…3Dプリンターなどを活用したデジタル・ファブリケーション教材を開発する際の指針となる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予定通り実施できたので「おおむね順調に進展している」と判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
第1年次(平成26年度)1.3Dプリンターが登場する時代のものづくり教育に関する基本的な考え方を明らかにする。2.教材の開発へ向けて、3Dプリンターやレーザー加工機を購入する。 第2年次(平成27年度)1.基本的な考え方についてより深く検討する。2.基本的な考え方に基づいて教材を開発する。 第3年次(平成28年度)1.基本的な考え方に基づいて教材を開発する。2.基本的な考え方と教材に関する報告書を作成する。
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Causes of Carryover |
下記のような各年度ごとの研究計画に基づいて使用しているため ■第1年次(平成26年度)は、基本的な考え方の検討(3Dプリンターなどの機器に関する調査、公開講演会&シンポジウムの開催など)、3Dプリンターなどの機器の購入。■第2年次(平成27年度)は、基本的な考え方の検討および教材の開発。■第3年次(平成28年度)は、教材の開発と報告書の作成。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
■第2年次(平成27年度)は、基本的な考え方の検討および教材の開発に関する経費の支出。■第3年次(平成28年度)は、教材の開発と報告書の作成に関する経費の支出。
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Research Products
(10 results)