2015 Fiscal Year Research-status Report
電子黒板と連動させたeラーニングによる体系的な中学校憲法学習プログラムの開発
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26590243
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Research Institution | Soai University |
Principal Investigator |
奥野 浩之 相愛大学, その他部局等, 講師 (80552067)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 憲法学習 / カリキュラム分析 / コンテンツ設計 / eラーニング |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度は、憲法学習プログラムのコンテンツ設計を中心に行った。具体的には、平等権、自由権、平和主義を中心としたコンテンツを設計した。平和主義のコンテンツに関する研究については、教育文化学会第25回年次大会において発表し、研究論文として学会誌に投稿した(「協調学習を取り入れた平和学習カリキュラムの開発―eラーニング教材開発に向けた憲法学習の内容編成に関する基礎研究―」)。また、平等権、自由権のコンテンツに関する研究成果を生かし、小学校6年生と中学生を対象とした絵本(『絵本版おはなし日本の歴史23 日本国憲法の誕生』)として岩崎書店より出版した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コンテンツのeラーニング化と学習管理システムの構築において、実際の助成金額が申請した金額よりも大幅に削減されたため、専門業者との交渉が難航している。eラーニング化するコンテンツを厳選し、学習管理システムの機能をできる限りシンプルにすることで、当初の計画を実現していく予定である。当初、平成27年度と28年度の2年間に分けて業者へ委託する予定であったが、研究代表者が所属機関を移動したこともあり、委託費の煩雑な支払を避けるため、平成28年度にまとめて専門業者に委託する。以上の理由から、コンテンツのeラーニング化と学習管理システムの構築は遅れているが、平成28年度に実現する目途は立っている。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度にあたる平成28年度は、引き続きコンテンツの設計を行い、憲法学習プログラムを完成させる。完成した憲法学習プログラムのコンテンツについては、専門業者にeラーニング化を依頼し、それらを搭載した学習管理システムを運用する予定である。研究成果については研究論文として学会誌等に投稿し、広く公表していくよう努める。
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Causes of Carryover |
当初、コンテンツのeラーニング化と学習管理システムの構築については、平成27年度と28年度の2年間に分けて専門業者へ委託する予定であったが、研究代表者が所属機関を移動したこともあり、委託費の煩雑な支払を避けるため、平成28年度にまとめて専門業者に委託することとした。以上の理由から、次年度使用額が生じている。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
平成27年度と平成28年度の2年間に分けて委託する予定であったコンテンツのeラーニング化と学習管理システムの構築においては、平成28年度に一括して専門業者に委託することで、今年度の未使用額を次年度使用する計画である。
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