2014 Fiscal Year Research-status Report
低緊張を伴う知的障がい児への口腔周囲筋トレーニングによる新たな療育プログラム確立
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26590265
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Research Institution | Sanyo Gakuen University |
Principal Investigator |
上地 玲子 山陽学園大学, 総合人間学部, 准教授 (40353106)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
玉井 浩 大阪医科大学, 医学部, 教授 (30179874)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | ダウン症 / 発達障がい / 言語コミュニケーション / 口腔周囲筋トレーニング / 療育プログラム |
Outline of Annual Research Achievements |
筋緊張の低いダウン症児は、体全体のみならず、口唇閉鎖力も低い。大阪医科大学病院附属LDセンターに岡山および高松の発達支援センター通所中の0-14歳非ダウン症発達障がい児20名(男児8名、女児12名)、ダウン症児35名(男児17名、女児13名)の握力および口唇閉鎖力を測定した。握力についてはダウン症児は非ダウン症児と比較して低い推移ではあるが年齢とともに発達しているが、口唇閉鎖力については年齢が上がっても発達してないことが明らかとなった。 さらに、①ダウン症児の口腔周囲筋力ならびに握力の経時変化観察、②口腔周囲筋トレーニングを併用した療育方法について、安全性と有効性について検討することを目的として、前向き試験を平成26年度より開始し(「低緊張を伴う知的障がい児への口腔周囲筋トレーニングによる新たな療育プログラム確立」倫理委員会承認番号「平成26大018」)、現在試験進行中である。また、口腔周囲筋トレーニングを1日5回継続できるようにする方法については、簡易アプリを作成中であり、その有効性についても併せて検証中である。 経過報告については、2015年度日本ダウン症療育研究誌に投稿(印刷中)した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
交付申請書に記載した研究目的について、計画通りに研究を遂行するできている。
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Strategy for Future Research Activity |
当初の計画通りに研究を進め、その成果を公表していく。
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Causes of Carryover |
初年度は、発達検査担当者への支払いが不要になったため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度は、発達検査担当者への支払いが発生する予定である。
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Research Products
(2 results)