2015 Fiscal Year Annual Research Report
リニアマイクロ塗付プロセスによる異方性有機半導体薄膜の創製と電子・光機能応用
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26600073
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
藤井 彰彦 大阪大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (80304020)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 有機・分子エレクトロニクス |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、高い蛍光量子効率を有し、大電流密度の電流注入可能な両極性共役分子・高分子及びその複合体薄膜を用いた配向膜の作製手法の開発とそのレーザー応用を目的とし、平成27年度は以下について検討を行った。 (1)超短パルス光励起により、発光特性および電荷生成特性を評価し、その分子配向度に依存した発光強度、電荷移動度を明らかにした。 (2)三角波パルス電圧印加時における過渡光電流応答波形を計測し、電圧上昇に伴う電流値の非線形的変化を見出した。応答波形解析により、薄膜中における正孔移動度の算出に成功し、電気的異方性を明らかにした。また、置換基長の異なる同族列分子における電荷輸送特性においては、分子間距離及びコンフォメーションに依存した電荷輸送特性を有することを明らかにした。 (3)高速駆動用の単結晶薄膜の成長条件を見出し、この単結晶薄膜を用いた微小なデバイスの作製を行った。マイクロプローブ付き真空チャンバー中での測定により、電気的性質及び温度特性を明らかにし、電界効果移動度を明らかにした。 (4)発光効率の測定を行い、薄膜中で生成する励起子の拡散長を明らかにした。また、置換基長のことなる同属列分子について比較検討し、分子間距離及びコンフォメーションとの相関性を明らかにした。
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Research Products
(11 results)