2015 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
26610006
|
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
荒川 知幸 京都大学, 数理解析研究所, 准教授 (40377974)
|
Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
|
Keywords | 群論 / 頂点作用素代数 / 表現論 |
Outline of Annual Research Achievements |
W代数の幾何学的実現についての研究をFedor Malikov(南カルフォルニア大学), Anne Moreau(ポアティエ大学), 桑原敏郎(筑波大学)と共に行い、W代数の新しい実現を発見した。これについては現在論文を準備中であり、今後の研究の重大なステップになると考えている。またアフィン頂点代数とリー代数のsheetとの新しい関係をAnne Moreauとの共同研究により発見し、アフィン頂点代数とW代数の表現論に応用した。これについては論文を既に投稿中である。また続編の論文も現在準備中である。 またこれらの結果について(主に国外の)研究集会やセミナーで発表を行った。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
おおむね順調にしている。
|
Strategy for Future Research Activity |
順調に進展しているが新たに物理のクラスS理論やsymplectic幾何との関係が明らかになった。これらの関係において申請者の導入した頂点代数の随伴多様体の概念が鍵になっており、これの更なる理解を目指して行きたい。
|
Research Products
(17 results)