2015 Fiscal Year Research-status Report
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26610155
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Research Institution | Aichi University |
Principal Investigator |
鈴木 臣 愛知大学, 地域政策学部, 准教授 (60397479)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 大気光 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度は,大気光画像から位相速度の速い波動を検出するソフトウェアの開発・改良をおこなった.音波モードの波動が大気光画像にどのように現れるかを知ることが本研究の目的であるため,擬似的な音波構造を画像で再現し,音波のパラメータ(水平波長・位相速度・伝搬方向・振幅)を変えて自動検出の精度および検出限界を調査した. さらに平成28年3月6日から3月12日において,音波検出に特化した特別観測モード(OH大気光のみの観測:15秒露光,30秒サイクル)を実施した.詳細な解析はまだおこなうことができていないが,晴天時間のデータも多い.現在は,開発した自動検出処理を用いて大気光画像から音波構造を取り出す作業をすすめている.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
ソフトウェアの整備は概ね完了したが,開発期間が想定より長引いた.また大気光カメラの音波観測の特別モードでの運用は,当初平成27年11月から12月を想定していたが,実際は平成28年3月にずれこんだため,解析が進んでいない.
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Strategy for Future Research Activity |
大気光画像中の波動構造のパラメータを精度よく決めるためには,実際の背景風速が重要になることがわかっている.最終年度となる平成28年度には,大気光高度(およそ85km)における同時風速データを得るために,大気光カメラと信楽MUレーダー(流星観測モード)の同時観測を実施する.すでに平成28年4月6日および3月8日の夜間に,大気光と風速の同時観測をおこない,晴天時のデータも取得できているため,このデータの解析結果を基に大気光観測モードの微調整をおこない,平成28年度の冬季にも同様の観測を実施予定である(現在,MUレーダーの流星観測モードでの運用を申請中).
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Causes of Carryover |
信楽MU観測所へ出張し,現地で大気光観測のモード変更をおこなう計画だったが,実際はリモート・アクセスでおこなったため信楽出張の旅費を使用しなかった.
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
信楽MU観測所のカメラと視野が重なる滋賀県内のサイトでサブカメラによる観測を開始するための旅費として使用する予定である.
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Research Products
(5 results)