2015 Fiscal Year Annual Research Report
コバレントドラッグ開発のための新しい基盤技術の創出
Project/Area Number |
26620137
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
王子田 彰夫 九州大学, 薬学研究科(研究院), 教授 (10343328)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | タンパク質 / コバレントドラッグ / 化合物ライブラリー / スクリーニング |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、昨年度に引き続いてαークロロフルオロアセチル基を有するアニリン誘導体からなるフラグメト化合物の合成を進めた。約150種類のαークロロフルオロアセミド誘導体を合成し、フラグメントライブラリーを大きく拡張できた。今後に新たなコバレントドラッグを創出するためのプラットホームがかなりの部分達成できた成果であると考えている。 また本年度は、構築したフラグメントライブラリーの創薬応用を開始した。結核治療のためのコバレントドラッグの標的としてantigen85タンパク質を定め、antigen85タンパク質の大腸菌発現や蛍光アッセイ系の確立を行った。今後に、本アッセイ系を用いてフラグメントライブラリーからコバレントドラッグ型のヒット化合物の探索を可能とする成果である。
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