2014 Fiscal Year Research-status Report
生体用低磁場EPRI/MRI融合イメージング技術の開発
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26630184
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
赤羽 英夫 大阪大学, 基礎工学研究科, 准教授 (00552077)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 磁気共鳴イメージング / EPRI/MRI融合イメージング |
Outline of Annual Research Achievements |
小動物用750MHz電子スピン共鳴イメージング(EPRI)の磁気回路を用いて、低磁場核磁気共鳴イメージングを可能にする要素技術の開発を行った。①EPRI/MRI融合イメージングプローブの開発: EPRI用共振器(Muti-coil parallel-gap resonator)の外側にソレノイドコイルを配置することで、イメージング対象物とEPRI共振器を移動させることなく対象物の水素原子核からのNMR信号を取得することに成功した。その成果をISMRMにて発表する予定である。②勾配磁場電源の開発:DAC用ICを用いて勾配信号生成回路と電圧電流変換回路を製作した。電圧電流変換回路出力抵抗の調整と駆動電圧を±60Vとすることで、勾配磁場切替時の応答時間を10us程度に調整することができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初計画通りに進んでいるため。
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Strategy for Future Research Activity |
低磁場MRIでは、信号強度が低いため、信号強度を積算する効果のある放射線状に投影データを取得するRadial 3D Gradient echoシーケンスを用いることを予定している。また、信号対ノイズ比を高めるため、単位時間あたりの信号取得回数を増やし、繰り返し時間を30ms程度まで可能にできるMRIコンソールの開発を行う。すべての勾配シーケンスや、取得データをFPGA上に記憶させるのは困難なため、投影毎にデータ転送を可能にすべく、高速USB I/O ICを用いた高速データ通信回路とその制御ソフトウエアを開発する。
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Causes of Carryover |
研究に必要な資材の購入には少額(1583円)となったため、来年度の予算と合わせ使うこととした。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
少額のため、当初計画どおりに進める。
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