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2014 Fiscal Year Research-status Report

東南アジア版鉄道雑誌の試作と現地の鉄道文化育成に与える影響

Research Project

Project/Area Number 26630239
Research InstitutionYokohama National University

Principal Investigator

中村 文彦  横浜国立大学, 都市イノベーション研究院, 教授 (70217892)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 岡村 敏之  東洋大学, 国際地域学部, 教授 (90314781)
Project Period (FY) 2014-04-01 – 2016-03-31
Keywords交通計画 / 開発途上国 / 鉄道文化 / 態度変容
Outline of Annual Research Achievements

平成26年度は、鉄道文化の視点からみた日本の鉄道雑誌のコンテンツ調査、タイ版鉄道雑誌のコンテンツ提案、資料収集調査、試作品作成と関係者意見収集、モニター抽出とウェブアンケート準備、創刊号刊行前ウェブアンケート初回実施、創刊号刊行と刊行後ウェブアンケート実施までを予定していた。まず、 日本で刊行歴史の長い鉄道ピクトリアル、鉄道ファン、鉄道ジャーナルの3誌を取り上げ、モータリゼーションが日本で進行していた1970年代、そして2000年以降について、その目次構成を分析し、タイ版鉄道雑誌のコンテンツ候補案を絞り込んだ。具体的には、初回版として、バンコクの高架鉄道BTS、将来のLRT計画、寝台列車の楽しみ、駅建築と鉄道、空港アクセス鉄道ARLを取り上げることとし、当初予定よりもページ数を増やし25頁で作成することとした。研究責任者のこれまでの調査蓄積を活かし、追加の必要な部分について、現地専門家へのヒアリングなどを実施して資料収集を進めた。
試作品は年明けに完成し、その後、日本人専門家およびタイ人留学生、タイ人ポスドク研究者などの目を通して内容のブラッシュアップをはかっていった。モニターについては、東アジア交通学会(EASTS)、アジア交通研究学会(ATRANS)などの学術組織および、横浜国立大学との間で学術交流協定のあるチュラロンコン大学やアジア工科大学などの教育機関、現地コンサルティング会社そして行政機関などを通して抽出作業に着手する準備を進めた。ウェブアンケートについては、質問項目の絞込み作業を進めた。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

創刊号の完成が遅れた結果、当初年度内に実施予定の、事前アンケートおよび事後アンケートが実施できていない。創刊号のコンテンツの決定とそのための取材作業および編集作業そして英語の校正作業に想定をはるかにこえた時間を要したことが原因である。その代わり、試作品の創刊号は、研究開始時点当初予定をはるかに上回る内容と量を実現することができた。研究計画書に記載しているように、発行時期と発行回数は見直していくことになるが、研究目的であるところの、意識の変化や態度の変容を確認していく作業については、むしろ、充実したコンテンツの創刊号をもとにすることで、当初予定を超えた成果を得られるものと考えている。

Strategy for Future Research Activity

モニターへの協力依頼とウェブアンケート準備を完成させ、創刊号の配信までに事前調査を実施する。創刊号配信とともに事後調査を行う。当初計画では4号までの発行を検討していたが、まずは3号までの発刊をめざすこととし、創刊号配信後、2号と3号の編集企画を進めていく。そのコンテンツ充実のための現地取材を実施する場合には、現地でのモニター面会を行い、直接インタビューを実施することで、研究の質の向上をめざす。

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Published: 2016-05-27  

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