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2014 Fiscal Year Research-status Report

持続可能な都市・地域デザインにおけるコモンズの導入条件とその方法に関する研究

Research Project

Project/Area Number 26630274
Research InstitutionKobe University

Principal Investigator

槻橋 修  神戸大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (50322037)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山崎 寿一  神戸大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (20191265)
小池 淳司  神戸大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (60262747)
井料 隆雅  神戸大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (10362758)
Project Period (FY) 2014-04-01 – 2017-03-31
Keywordsシンポジウム
Outline of Annual Research Achievements

平成26年度は東日本大震災にて大きな被害を受けた岩手県大槌町において、地域再生とコモンズの導入条件の概要に関して調査を行い、専門家から意見をうかがうと共にディスカッションを行った。具体的には2015年1月に神戸市において「コモンズの再生による新しい地域再生モデルを目指して」と題したシンポジウムを開催した。東日本大震災からまもなく4年を迎え、国が定めた集中的復興期間の5年間も残 り1年あまりとなった大槌町において、防潮堤建設や土地の嵩上げ、住宅再建など、取り組むべき課題は山積し、複雑に絡み合い、被災地に暮らす人々にとって復興への実感を得られない日々が続いている。また、復興後には人口減少のみならず街の姿も大きな変容が余儀なくされる中で、地域コミュニティを再生していくためには、その土地に長く培われてきた有形無形の 共有資源(=ローカル・コモンズ)の再生が極めて重要になってくる。こうした問題意識のもと、このシンポジウムでは、岩手県大槌町の 復興現場におけるローカル・コモンズ再生の取り組みを事例として取り上げ、民族学、計画学、政策理論、復興まちづくり等の観点からローカル・コモンズの再生による新しい地域再生モデルについて討論を行った。特に震災以後現地にて活動する団体代表者へのヒアリングによって、復興事業で振興している地域再生策と地域コミュニティの意識のずれが明確になり、このずれを解消する概念ツールとしてのローカル・コモンズの可能性について議論が行われた。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

本研究は大槌町におけるローカルコモンズをいかに発掘し、地域再生手法へとつなげていけるか、その方法論について明らかにすることを目的としているが、初年度は現地での活動や現地で調査活動、支援活動を行っている専門家を招聘して、全体像についての把握を行うことができた。

Strategy for Future Research Activity

平成26年度の成果を踏まえ、平成27年度は大槌町の現地においてローカルコモンズに関する調査と検討を行う。平成27年度はその調査結果をまとめ、地域コミュニティにおけるコモンズ情報の共有の仕組みを検討する。

Causes of Carryover

2015年1月に神戸市にてシンポジウムを計画し、大槌町から発表者の招聘を予定していたが、都合により欠席となったため、使用予定額を次年度に使用する方針とした。

Expenditure Plan for Carryover Budget

本年度大槌町において計画している調査およびシンポジウムにおいて使用予定である。

URL: 

Published: 2016-05-27  

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