2014 Fiscal Year Research-status Report
「彫刻の似合う景観」を創出するまちづくり手法に関する研究
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26630276
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
鵤 心治 山口大学, 理工学研究科, 教授 (30264071)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小林 剛士 山口大学, 理工学研究科, 助教 (40553160)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 屋外彫刻 / パブリックアート / 空間プロポーション / 都市デザイン / バルセロナ市 / アムステルダム市 / 俯角仰角 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、景観施策を展開するにあたって、彫刻設置による景観形成を目指すためのまちづくり手法、および、具体的な彫刻設置ガイドライン策定への知見を客観的アプローチによって明らかにすることを目的としている。 本年度は、下記について実施し、研究発表を行った。 (1)屋外に彫刻設置を行う際に設置空間をあらかじめ設定し、その都市空間や景観形成に配慮した彫刻設置を実施する「オーダーメイド方式」を採用している、仙台市(24作品)、碧南市(13作品)について、資料収集、現地調査を実施し、その視覚的特徴(視点場の状況、各種景観構成要素までの距離、プロポーション、視角)を明らかにした。また、「オーダーメイド方式」を採用していない都市(福井市、長野市、金沢市、河内長野市、宇部市の特徴(既往研究成果))と比較し、その違いを明らかにした。さらに、屋外彫刻設置の事業プロセスについて、明らかにし、その特徴を整理した。 (2)海外の屋外彫刻設置都市として、バルセロナ市、アムステルダム市を取り上げ、資料収集、現地調査を実施し、その視覚的特徴(視点場の状況、各種景観構成要素までの距離、プロポーション、視角)を明らかにした。また、日本の都市(福井市、長野市、金沢市、河内長野市、宇部市の特徴(既往研究成果))と比較し、その違いを明らかにした。さらに、バルセロナ市とアムステルダム市の行政担当者にアンケートを実施し、屋外彫刻設置の事業プロセスについて、明らかにし、その特徴を整理した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
現地調査が予定通り実施できたことで、研究の進捗は、概ね予定通り進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
1.今後は、バルセロナ市とアムステルダム市のサンプルと「オーダーメイド方式」でのサンプルを比較考察する。 2.彫刻の似合う都市景観についての被験者実験の具体的な実施内容について検討し、ワークショップ形式で実施する。
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Research Products
(4 results)