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2014 Fiscal Year Research-status Report

懸垂式水中線状構造物を対象とした制振機構の開発

Research Project

Project/Area Number 26630461
Research InstitutionNational Maritime Research Institute

Principal Investigator

藤原 智  独立行政法人海上技術安全研究所, その他部局等, 研究員 (70511591)

Project Period (FY) 2014-04-01 – 2016-03-31
Keywords海底鉱物資源開発 / ライザー / VIV / 制振技術 / 水槽試験
Outline of Annual Research Achievements

製品・技術の調査として、揚鉱ライザーに関する調査を行い、類似の研究に関して文献調査を実施した。また、フェアリング、ストレーキ等の既存のVIV制振デバイスについても調査した。
上述の技術調査結果を基に、揚鉱ライザー模型ならびに制振機構模型の試設計を行った。揚鉱ライザーは石油天然ガスの掘削、生産にも用いられるリジットライザーを基に想定実機を検討した。具体的には想定実機と同じくフランジで接続するタイプの鋼管をスケールダウンした樹脂模型をライザー管模型とし、これを複数本連結して1本のライザー模型とする。また、制振機構については当初予定した下記の1.に加えて2.3.についても試設計を行った。1.フランジ部のボルトに通常よりも長いものを用いて、出来た隙間に合成ゴム等の弾力性のある素材を挟むことで制振機構とする。制振機構は建築物の免震装置に用いられる鋼板と積層ゴムを重ねた荷重による変形の小さい機構を計画している。2.上下のライザー管模型の間をチェーン吊りにして管の重量を支持し、加えて流体ダンパーを取り付けることで船体動揺やVIVによる管の動揺を減衰させる。3.2.と同様にチェーン吊りにして管の重量を支持し、比較的剛性の低い金属線を両端のフランジに取り付けることで、金属線の塑性変形によるエネルギー消費を用いてダンパーとする。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

計画当初は平成26年度中に制振機構およびライザー管模型の試作を行い、水槽試験まで実施する予定であったが、他業務に忙殺され技術調査および制振機構およびライザー管模型の試設計までしか実施する事ができなかった。

Strategy for Future Research Activity

平成26年度に実施できなかった制振機構およびライザー管模型の試作および水槽試験については平成27年度の始めに実施を予定している。また、制振機構模型を当初、1つの設計・試作から3つに増やしたため、水槽試験における計測ケースの大幅な増加が見込まれる。そのため、研究計画時に予定していた船体動揺に起因する疲労被害度の評価は規模を縮小し、制振機構の基礎的な性能評価に重点を置いた水槽試験計画を立てる予定。なお、VIVに起因する疲労被害度の評価についても同様の方針で検討している。

Causes of Carryover

制振機構模型およびライザー管模型の試作および水槽試験が他業務の遂行に忙殺されたため実施できなかったため。

Expenditure Plan for Carryover Budget

制振機構模型およびライザー管模型の試作および水槽試験の実施によって、研究計画時に予定していた平成26年度予算および平成27年度予算の大半を費やす予定であり、過不足は生じないと考えている。

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Published: 2016-05-27  

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