2014 Fiscal Year Research-status Report
蛍光顕微マニピュレーションによる複合系からの液体分離培養法の確立
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26660069
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
酒井 謙二 九州大学, (連合)農学研究科(研究院), 教授 (50205704)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 複合微生物系 / マニピュレーション / 難培養微生物 / 蛍光顕微鏡 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では蛍光顕微鏡にマイクロマニピュレーターを搭載した装置を用いて,複合微生物系や環境試料中から通常の分離培養法では純粋分離が困難な未分離・未同定微生物を,蛍光情報をもとに液体培養系で純粋分離あるいは最小共生系を確立し,同定をするための新規な手法を開発することである.平成26年度は,蛍光顕微鏡-キャピラリーシステムの起ち上げ,基本性能設定と,分離前と分離後の液体培養系のポジショニング,キャピラリー操作可能なディッシュの設計,分離操作の確立を完了した.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
これまでに無い方法を指向しているため,装置の起ち上げ,操作の最適化,培養容器や分離容器の設計,設定には種々の試行錯誤を要したが,それらを克服することで,次年度に具体的な分離操作を始めることが可能となった.
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Strategy for Future Research Activity |
次年度は,存在が確認されているものの,従来法で分離不可能なコンポスト減量中高度好熱菌,複合発酵系種菌中の多糖,オリゴ糖利用性好熱性L-乳酸生産菌などをターゲットとして本手法による蛍光による液系分離と同定の最初の事例を提示したい.
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Research Products
(5 results)