2014 Fiscal Year Research-status Report
蛋白質ライゲーションによる網羅的な二重特異性抗体の作製と革新的分子の単離
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26670051
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
真壁 幸樹 山形大学, 理工学研究科, 准教授 (20508072)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 抗体 / 蛋白質ライゲーション / インテイン / 二重特異性抗体 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究ではスプリットインテインを用いて、二重特異性抗体の構築を目指している。 本年度はスプリットインテインのN末端断片に抗EGFRラクダ抗体Ia1を融合させ、また、スプリットインテインのC末端ドメインに抗GFPラクダ抗体cAbGFP4を融合させた発現ベクターを構築した。 両ベクターを同時に大腸菌BL21(DE3)株に形質転換し、別々に誘導をかけたところ、二重特異性抗体の構築を確認できた。二重特異性抗体の形成はウェスタンブロッティング法により検出した。 現在、二重特異性の活性評価と異なった抗体を融合させる設計を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
大腸菌内での二重特異性抗体の構築に成功しており、計画通りに研究が進展しているため。
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Strategy for Future Research Activity |
現在はラクダ抗体を用いた設計を行っているが、通常の抗体のFvや蛍光蛋白質などを融合させる設計を進め、また、作製した分子の活性評価を進める。
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Research Products
(1 results)