2014 Fiscal Year Annual Research Report
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26670054
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
横田 隆徳 東京医科歯科大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (90231688)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | microRNA阻害薬 / exon skipping |
Outline of Annual Research Achievements |
RNA/DNA2本鎖ヘテロ核酸の鎖長の最適化:本研究ではDNA鎖とcRNA鎖の2本鎖構造を用いていることが特徴であり、cRNA鎖側にマイクロRNA122(miR122)阻害薬を組み込んだRNA/DNA2本鎖ヘテロ核酸を合成し検討を行った。現在用いているDNA鎖は両末端をLNA、中央をDNAとして、核酸間を全てホスホロチオエート結合(PS)とした12-13merのLNA-DNA gapmer構造を用いており、gapmer構造の最適化として、鎖長による効果の違いを検討した。同配列の7-17塩基長のgapmer鎖を有するRNA/DNA2本鎖ヘテロ核酸を合成し、ICRマウス4週齢に0.05mg/kgで静脈投与し3日後の肝臓を採取し、定量PCRにてmiR122発現量を測定した。その結果、gapmer鎖の鎖長によるmiR抑制効果への影響効果について明らかな法則性は見出せなかった。 RNA/DNA2本鎖ヘテロ核酸の有効性の検討:RNA/DNA2本鎖ヘテロ核酸のcRNA鎖側にsplicing switching oligonucleoitides(SSO;exon skippingを誘導する核酸医薬)を組み込み、その有効性を検証した。大阪大学薬学部の小比賀博士から供与頂いたデュシェンヌ型筋ジストロフィーの原因遺伝子DystrophinのExon周辺配列安定発現系細胞株にlipofectamin試薬にてtransfectionし、定性RT-PCR及び定量RT-PCRにてexon skipping効率を検証した。その結果、従来の1本鎖構造と比較してRNA/DNA2本鎖ヘテロ核酸は有意に優れたexon skipping効率を有することを明らかにした。
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Research Products
(1 results)