2014 Fiscal Year Research-status Report
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26670098
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Research Institution | National Research Institute for Child Health and Development |
Principal Investigator |
高田 修治 独立行政法人国立成育医療研究センター, システム発生・再生医学研究部, 部長 (20382856)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | マイクロRNA |
Outline of Annual Research Achievements |
生殖腺特異的に発現するmicroRNA-202の機能解析を目指し、 microRNA-202 KOマウスの生殖腺形成における表現型の解析を行った。ゲノム編集技術により作製したmicroRNA-202 KOマウスのF2での解析を行った。その結果、卵巣が野生型に比べて黄体化しており、また多卵濾胞が多く観察された。精巣は正常とKOで差はなかった。microRNA-202は卵巣の形成か機能維持に関与していることが示唆された。また、独自の方法で同定したmicroRNA-202の標的に関して、microRNA-202のプロモータ-と想定した配列により生殖腺で強制的に発現させることによって、in vivoでの機能解析を試みた。現在Tgマウスができており、生殖腺での強制発現が確認されている。来年度、表現型解析を行う。さらに、生殖腺形成の初期にDicerをKOすることにより、microRNAの初期生殖腺での機能の解析を目指した。microRNA-202のプロモータ-と想定した配列によりcre発現マウスを作製したが、生殖腺でのcreの発現は確認できたものの、十分な発現量が得られなかったため、conditional KOを作製するには不十分であった。来年度、ゲノム編集を応用したDicerのconditional KOの作製を試みる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
概ね計画通りに進んでいるため。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度に作製したmicroRNA-202の標的のトランスジェニックマウスの表現型解析を行う。ゲノム編集を応用したDicerのconditional KOの作製を試み、初期生殖腺でのmicroRNAの機能を解析する。得られた結果を取りまとめ学会発表を行う。
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Causes of Carryover |
初年度に実施したcre発現マウスの作製がうまくいかなかったため、二年目にも初年度の計画を一部実行する必要がでたため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
初年度に完成できなかったDicer conditional KOの作製を行い、機能解析を実行する。
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