2015 Fiscal Year Annual Research Report
濾胞樹状細胞の貪食機構を介した液性免疫応答制御機構の解明
Project/Area Number |
26670185
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
本多 伸一郎 筑波大学, 医学医療系, 研究員 (60360640)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 濾胞樹状細胞 / アポトーシス / 胚中心形成 / 液性免疫応答 |
Outline of Annual Research Achievements |
申請者らはFDC単離法を確立し、従来不可能であった細胞単位での解析の中からFDCがアポトーシス細胞を貪食することを見いだした。貪食細胞の活性化はアポトーシス細胞の貪食に伴って制御される事が知られているが、申請者は胚中心形成においてFDCの活性化がアポトーシスB細胞の貪食を介して制御されるという仮説を立て、これを検証することを目的とした。 単離FDCがMEG-E8/αVインテグリン経路を介してアポトーシス細胞を貪食することをin vitroの共培養の系で確認した。さらに、抗原免疫後のマウス脾臓から経時的にFDCを単離してスライドガラス上に固定化し、断片化DNAをTUNEL染色したところ、免疫後の脾臓FDCの細胞質内にはナイーブマウスの脾臓FDCに比較してTUNEL染色シグナルが著しく増強することを見いだした。また、単離FDCをアポトーシス細胞と共培養したところ、一部のサイトカイン、ケモカインの産生が共培養に伴って変化することを見いだした。 胚中心形成におけるFDCによるアポトーシス細胞貪食の意義を明らかにするために、放射線照射後のαVインテグリン欠損マウスへ野生型骨髄細胞を移入して、FDC特異的αVインテグリン欠損マウスを作製した。このマウスを抗原で免疫して胚中心形成、および抗体産生応答を検討したが、野生型マウスとの間に大きな変化は認めなかった。
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Research Products
(7 results)
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[Journal Article] IgM-Dependent Phagocytosis in Microglia Is Mediated by Complement Receptor 3, Not Fcα/μ Receptor2015
Author(s)
Weinstein JR, Quan Y, Hanson JF, Colonna L, Iorga M, Honda S, Shibuya K, Shibuya A, Elkon KB, Moller T.
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Journal Title
J Immunol
Volume: 195(11)
Pages: 5309-5317
DOI
Peer Reviewed / Int'l Joint Research
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[Presentation] Marginal zone B cells exacerbate endotoxic shock via interleukin-6 secretion induced by Fcα/μR-coupled TLR4 signaling2015
Author(s)
Honda S, Sato K, Totsuka N, Fujiyama S, Fujimoto M, Miyake K, Nakahashi-Oda C, Tahara-Hanaoka S, Shibuya K, Shibuya A.
Organizer
International Symposium on Immune Regulation
Place of Presentation
Oarai Park Hotel, Ibaraki
Year and Date
2015-10-29 – 2015-10-29
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