2016 Fiscal Year Annual Research Report
Approach to Educate HACCP in Schools of Medicine, Dentistry and Pharmacy
| Project/Area Number |
26670261
|
|---|
| Research Institution | Kyushu University of Health and Welfare |
|---|
Principal Investigator |
加藤 雅彦 九州保健福祉大学, 薬学部, 教授 (50412242)
|
|---|
| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西郊 靖子 横浜市立大学, 附属病院, 助教 (00597213)
美藤 純弘 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 (20240872)
松野 康二 九州保健福祉大学, 薬学部, 教授 (40131940)
本屋 敏郎 九州保健福祉大学, 薬学部, 教授 (60166345)
|
|---|
| Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
|
| Keywords | HACCP / 食品衛生 |
|---|
| Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、第Ⅰ研究、第Ⅱ研究および第Ⅲ研究の三つの部門から構成された。実施内容は、ほぼ当初の計画どおりであったが、平成27年度に実施することができなかった。しかし、平成28年度に継続して実施することができた。
第Ⅰ研究：歯学部および薬学部の学生を対象としたHACCPの基礎知識を問うアンケート調査について、平成26年度にほぼ予定どおり実施した。
第Ⅱ研究：薬学部の学生を対象に、HACCP教育（HACCP研修）を実施した。この研修では、市販のテキストを用いた。その前後にアンケート調査を実施するとともに、レポート（HACCP計画書）を提出してもらった。両方とも、学習効果を評価するために実施した。平成26年度に予定どおり実施した。
第Ⅲ研究：第Ⅰおよび第Ⅱ研究の結果をもとに自作テキストを作成し、これを使用して第Ⅱ研究と全く同じ研究HACCP研修、アンケート調査およびレポート提出を行った。平成27年度実施予定であったが、この年度にできなかったので、平成28年度にほぼ予定どおりに実施した。レポートについて、全体として、第Ⅰ研究の結果より第Ⅱ研究の結果の方が優れていた。
すべての結果をもとに、第Ⅱ研究で用いた自作テキストを修正し、電子書籍『大学用テキスト HACCPの学習』を刊行した（販売は早くて６月である。）。また、現在、実施した研究結果を慎重にまとめており、今後、学会発表および論文発表を実施する予定である。電子書籍の刊行、学会発表および論文発表により、日本では遅れをとっているHACCPに関する教育について、医歯薬学、特に歯学および薬学への導入が期待される。
|
