2015 Fiscal Year Annual Research Report
非アルコール性脂肪性肝炎を自然発症する新規モデル動物を利用した診断マーカーの探索
Project/Area Number |
26670273
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
鬼澤 浩司郎 筑波大学, 医学医療系, 教授 (60194578)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
蕨 栄治 筑波大学, 医学医療系, 講師 (70396612)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | NASH |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度は、野生型、DKOマウスそれぞれ32、62週齢時の血液サンプルを二次元電気泳動による発現比較解析を行い、有意にDKOマウスだけで発現が増加するものとして15スポット、減少するものとして10スポットを抽出した。今年度は、それらのうち、スポットクオリティーの高いものを9つ選び、MS/MSイオンサーチによるタンパク質同定を実施した。 その結果、DKO32週齢において野生型と比べ3倍以上の発現が検出されたタンパク質として、apolipoprotein A-V、1/3に低下したタンパク質としてC4 complement proteinが、62週例の比較ではimmunoglubulin gammma kappa chain variablr、serum amyroid P-component precurdor、Ig kappa chain V regionがDKOのみに3倍上の発現が見られ、pregnancy zone proteinが1/3以下に低下していた。これらのタンパク質は何もNASHの進展マーカとしての報告はなく、新規のものとして有用であることが示唆された。
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