2014 Fiscal Year Research-status Report
オステオポンチン重合体を測定するELISA構築と新規臨床マーカーとしての意義
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26670280
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
横崎 恭之 広島大学, 保健管理センター, 准教授 (80210607)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | オステオポンチン / 重合体 / ポリマー / 抗体 / ELISA |
Outline of Annual Research Achievements |
オステオポンチン重合体を特異的に測定できるELISAを構築するため、オステオポンチン重合体に特異的に結合する抗体の作製に取り組んだ。具体的には重合不能オステオポンチン変異体遺伝子導入マウスとオステオポンチンノックアウトマウスを交配し、重合不能変異オステオポンチンのみを発現するマウスを作製した。Genotypingを行い、遺伝子構造上においては目的マウスを得た。但し、オステオポンチン変異体の発現が弱い問題が見られた。現在、抗体を得るために免疫を開始する予定であるが、免疫レスポンスによってはマウスの作製を遺伝子編集により再検討する必要性も念頭に置いている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
マウスの作製は予定通り行われた。得られたマウスは目的のタンパクの発現が予想外に弱く、抗原(オステオポンチン)のトランスグルタミナーゼ結合部位だけでなくあらゆる部位に反応する可能性がある。今後の免疫レスポンス次第では遺伝子改変マウスの再作製も視野に入れる
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Strategy for Future Research Activity |
順当に免疫レスポンスが得られた場合、重合不能オステオポンチンに対する結合アッセイを行いスクリーニングを行う。この場合、wild type オステオポンチンには結合しないことを確認しつつ作業を進める。抗体が得られた場合、免疫染色、ウエスタンブロッティング、免疫沈降などにどのような反応性を示すかのデーターを検討するとともに、ELISAを構築する。ELISAが作製出来た場合、炎症性疾患を中心にあらゆる疾患での発現を検討する。
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Research Products
(7 results)