• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2014 Fiscal Year Research-status Report

電子タグによる内服薬個別管理手法の確立に向けた研究

Research Project

Project/Area Number 26670345
Research InstitutionAkita University

Principal Investigator

近藤 克幸  秋田大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (30282180)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 大佐賀 敦  秋田大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (00396433)
Project Period (FY) 2014-04-01 – 2016-03-31
Keywords電子タグ / RFID / 医療安全
Outline of Annual Research Achievements

本年度はまず,内服薬のPTPシートに容易に実装可能なサイズである,0.5mm角の超小型電子タグおよびリーダーの性能評価を行った.当該タグは外部にアンテナを必要としないため,PTPシートの凸面にも装着可能であり,様々な実装方法を試みることができる.シート上の内服薬の数管理を想定し,平面上に超小型電子タグを配置して連続的に読み取り,欠損した箇所を検出する実験を行ったが,現在国内で入手可能なリーダーとの組み合わせでは読み取りできるエリアが極めて限られているため,読み取りが不安定であり,PTPシートへの実装方法によっては読み取りが困難であることが推測された.この点は,リーダーの仕様を変更するなどして,さらにシミュレーションを重ねる予定である.
また,円滑に読み取りが可能となった場合でも,PTPシートへの実装方法には相当な工夫が必要と思われるため,本年度は同一形状の実験用PTPシートを用意し,これへの超小型電子タグの装着方法を試行した.
次年度は,読み取りのシミュレーションを前提としたタグの装着を行い,仕様変更済みのリーダーを用いて,PTPシートの個々の内服薬をトレースできる仕組みを試作し,その効果を検証する.

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

主任研究者が急な疾病のために手術と複数回の入院等の加療を要したため,若干の遅れが生じた.ただし,基本的な性能評価や実装方法の検討は行っているため,次年度は若干,試作・試行のペースを上げることで予定通りに研究が完遂できる見込みである.

Strategy for Future Research Activity

次年度は,今年度に性能評価したタグや,仕様変更後のリーダーを用いて研究を継続する.実験用のPTPシートを用いて,内服薬管理に適したタグの装着方法を試行し,研究計画時点で予定した通りに研究を完遂する.
課題としては,仕様変更したリーダーの入手が挙げられるが,これについても現時点で,メーカー側で改良済みとの情報を得ており,概ねの目処がついていることから,研究計画を変更する必要はないと考えている.

Causes of Carryover

主任研究者の入院等の加療のために研究に若干の遅れが生じ,出張や材料の購入,開発等に必要な経費の一部が今年度執行されなかったため.

Expenditure Plan for Carryover Budget

本研究の全体の研究計画は変更せずに,次年度は本年度に遅れた分を遂行することとする.

URL: 

Published: 2016-05-27  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi