2017 Fiscal Year Annual Research Report
Development of a novel molecular target therapy that can suppress melanoma progression
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26670525
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
加藤 昌志 名古屋大学, 医学系研究科, 教授 (10281073)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
武田 湖州恵 中部大学, 生命健康科学部, 准教授 (80345884)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | メラノーマ / BRAF変異 / RET / バイオマーカー / 分子標的療法 |
Outline of Annual Research Achievements |
【目的】日本人のメラノーマでは、BRAF変異の無いものが多いにもかかわらず、メラノーマに対する有効な治療法は限られている。ゆえに、BRAF変異の無いメラノーマに対して有効なバイオマーカーや予防・治療法を開発することは極めて重要である。本研究では、動物モデル(RET-マウス)におけるメラノーマを対象とし、BRAF変異の有無に関係なく、メラノーマの発症・進展を抑制することができる分子標的療法およびバイオマーカーの開発に挑戦した。さらに、動物で得られた成果の一部をヒトのメラノーマで確認し、臨床応用のための基礎データの提供をめざした。 【成果の概要】代表者等は、先行研究において、皮膚メラノサイト系良性腫瘍を100%発症し、高率(約65%)にBRAF変異の無いメラノーマを発症するRET-トランスジェニックマウス(RET-マウス)の樹立に成功している。本研究では、まず、1個体のRET-マウスに同時に発症した良性腫瘍とメラノーマを用いてマイクロアレイ解析を施行し、良性腫瘍の悪性転化の際に発現が変化する分子群をピックアップした。次に、過去に癌との関連性の報告が少ない分子に着目して分子機能を調べ、メラノーマの発症・進展を抑制する効果のある分子を選別した。さらに、国際共同研究により、IL-4やT細胞を介した免疫療法を動物レベルで提案した。最後に、ヒトのメラノーマ組織を用いて、動物での成果を一部検証するとともに、バイオマーカとしての有効性を検証した。 【成果の意義・重要性】本研究期間中に、メラノーマのバイオマーカーおよび分子標的療法の候補となりうる複数の分子を提案できた。
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Research Products
(16 results)
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[Journal Article] A comprehensive study including monitoring, assessment of health effects and development of a remediation method for chromium pollution2018
Author(s)
Yoshinaga M, Ninomiya H, Al Hossain MMA, Sudo M, Akhand AA, Ahsan N, Alim MA, Khalequzzaman M, Iida M, Yajima I, Ohgami N, Kato M.
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Journal Title
Chemosphere
Volume: 201
Pages: 667-75
DOI
Peer Reviewed / Int'l Joint Research
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