2015 Fiscal Year Annual Research Report
胆管癌特異的長鎖ノンコーディングRNAの同定と革新的治療法開発への挑戦
Project/Area Number |
26670610
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Research Institution | Nippon Medical School |
Principal Investigator |
瀧澤 俊広 日本医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (90271220)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉田 寛 日本医科大学, 医学部, 准教授 (60246999)
谷合 信彦 日本医科大学, 医学部, 准教授 (20287725)
水口 義昭 日本医科大学, 医学部, 助教 (70409217)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 癌 / 胆道外科学 / 胆管癌 / 胆嚢癌 / ノンコーディングRNA |
Outline of Annual Research Achievements |
胆管癌・胆嚢癌増殖・浸潤に関与するlong non-coding RNA(lncRNA)の解析を行った。 1)胆嚢癌組織(所属機関倫理審査委員会により承認済)、胆嚢癌細胞株(G-415、OCUG1、TYGBK-1、NOZ)、肝内胆管癌細胞株(HuCCT-1、HuH28、IHGGK)、正常胆管上皮細胞株(HIBEpiC)を採取し、抽出したRNAをイルミナ社TruSeq RNAサンプル調整キットで標識し、先端次世代シーケンサーMiSeqおよびHiSeqを用いてlncRNA(およびmRNA)の発現プロファイル解析を行った。 2)LncRNAは単独で機能しているわけでなく、lncRNA、microRNA、mRNA同士が相互作用して遺伝子の発現量が調節されることから、胆管癌・胆嚢癌のlncRNAの機能や、分子病態への関与を解明するため、さらに短鎖non-coding RNAであるmicroRNAのシーケンス解析も合わせ行い、塩基配列データをCLC bio社CLC Genomics Workbenchを用いてリード配列をマッピングし、発現量を比較解析するとともに、Ingenuity Pathway Analysisソフトウェアを用いてバイオインフォマティックス解析を行い、lncRNA、mRNA、miRNAの3者間の遺伝子制御ネットワークおよびその相互作用の解析を行った。
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Research Products
(4 results)