2015 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
26670689
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
中江 文 大阪大学, 免疫学フロンティア研究センター, 特任准教授 (60379170)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 痛み / サウンドコミュニケーション / 質問表 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は具体的にどのような音が、ここの痛みの性状を表すのかについて詳細な検討を行った。まず、SFMPQ-2の日本語版に準じて、それぞれの音を開発することを検討した。しかし、特にAffectiveな痛みに対する音について、個人間の感覚にばらつきが出ることが考えられた。さらに、今回は新規の試みであるため、その意図を汲めない被験者が想定された。さまざまなトライアルの結果、ターゲットを頭痛に絞り込みそれを念頭に置いた開発を行うことを決定した。音の開発に定評のある会社と詳細な打ち合わせを繰り返し、音の開発を委託した。本研究に関する被験者を募集したが、統計学的な検討を行うのに十分な有効回答にいたるためには募集期間の延長が必要であることが明らかになり、研究を継続している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
被験者の募集が予想より困難を極めたため、研究期間の延長が必要となったため。
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Strategy for Future Research Activity |
さらに被験者を集めてその痛みの性状と音がマッチするかどうか検討する予定である。
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Causes of Carryover |
被験者募集に時間を要したため、統計学的有意な結果を得られなかったため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
被験者関連経費とそのオペレーションスタッフのコスト、成果発表のために使用予定である。
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