2015 Fiscal Year Annual Research Report
ヒトの骨転移病態を再現する遺伝子改変マウスモデルの樹立
Project/Area Number |
26670806
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
米田 俊之 大阪大学, 歯学研究科(研究院), 招へい教員 (80142313)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 骨転移 / 遺伝子改変マウス |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では骨転移の分子メカニズム解明を可能にする、発癌から骨転移までを再現する骨転移モデルマウスの作製を試みた。まず、乳癌ウイルスのMMTV遺伝子プロモーターに発がん遺伝子であるHER2を組み込んだ自然発生型乳癌モデルマウスを入手しマウス個体の飼育および維持を行った。そして、申請者らが同定した骨転移に重要な遺伝子であるCadherin-11と、改変型GFP遺伝子とルシフェラーゼ遺伝子を融合させることにより蛍光タンパク質と発光タンパク質の利点を併せ持つffLuc遺伝子を2A配列で挟み、MMTV遺伝子プロモーター下に組み込んだ。このトランスジェニックベクター(MMTV-Cadhh11-2A-ffLuc)をエンドトキシンフリーのプラスミド精製キットを用いて精製し、直鎖化を行った。過排卵処理したFVB/NJc1の雌マウスと雄マウスとを自然交配させ、マウスから121個の受精卵を回収しインジェクションを行い、翌日状態の良かった98個の胚を偽妊娠マウスに移植した。得られた産仔の尻尾よりゲノムDNAを精製し、PCR法にてトランスジーンの確認を行ったがトランスジェニックマウスを得ることができなかった。その後、雌マウスの数を増やし体外受精で得られた卵にDNAをインジェクションし2細胞期胚までIn Vitroで培養した後移植を行ったが、トランスジェニックマウスを得ることができなかった。250個以上の移植を行ったがFVB系統でのトランスジェニックマウスが得られなかったので、FVB系統よりも産仔数が多いBDF1マウスの受精卵にインジェクションを行った。
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[Presentation] Osteocytes are an Important Mediator of Bone Pain in Myeloma2015
Author(s)
Hiasa M, Okui T Nagata Y, Allette YM, Ripsch MS, Delgado-Calle J, Bellido T, Roodman DG, Plotkin R, White F, Yoneda T
Organizer
ASBMR annual meeting
Place of Presentation
Seattle, USA
Year and Date
2015-10-09 – 2015-10-12
Int'l Joint Research
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