2014 Fiscal Year Research-status Report
看護キャリアモデル構築につながる大学生への体験交流型教育の試みと有効性の検討
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26670927
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
安東 由佳子 名古屋市立大学, 看護学部, 准教授 (50314745)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渕田 英津子 名古屋市立大学, 看護学部, 講師 (90315846)
小林 敏生 広島大学, その他の研究科, 教授 (20251069)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | キャリア教育 / 看護学生 / 介入研究 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、看護系の大学生を対象に、入学時からの段階的・継続的な「体験交流型キャリア教育」を実施し、その有効性を検討することを目的としている。今年度は、研究初年度のため、新入生を対象に研究の説明会を行い、研究対象者を募集した。最終的に研究対象者は32名(介入群18名、非介入群14名)となった。その後、対象者全員に対し、キャリアへの意識に関するベースライン調査を行いさらに、介入群に対しては、キャリア教育についての専門家による講義を実施した(第1回目の介入)。ベースライン調査における、属性およびキャリアへの意識に関する項目について、介入群と非介入群に有意差は認めなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予定通り、介入研究の対象者を募集し、決定し、研究を開始することができた。ベースライン調査や介入の日程がやや遅くなってはいるが、概ね順調に進展していると評価できる。
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Strategy for Future Research Activity |
来年度は、第2回目、第3回目の介入を実施する。現在、体験交流型キャリア教育の介入先に、研究協力の依頼をしている段階である。学生の夏季休暇中に、介入が実施できるように、準備をすすめていきたい。並行して、全国の看護系大学約200校を対象に、キャリア教育についての実態調査を行うことを予定している。
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Causes of Carryover |
キャリア教育実態調査を、本来26年度に実施する予定であったが、カリキュラム等の関係で、来年度の実施となった。その分の経費が繰越となった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
キャリア教育実態調査に関する経費:質問紙印刷料、質問紙郵送費、データ入力・宛名書きラベル作成等の業者委託料
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