2015 Fiscal Year Research-status Report
看護キャリアモデル構築につながる大学生への体験交流型教育の試みと有効性の検討
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26670927
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
安東 由佳子 名古屋市立大学, 看護学部, 准教授 (50314745)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渕田 英津子 名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (90315846) [Withdrawn]
小林 敏生 広島大学, その他の研究科, 教授 (20251069)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | キャリア教育 / 看護学生 / 介入研究 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、看護系の大学生を対象に、入学時からの段階的・継続的な「体験交流型キャリア教育」を実施し、介入の有効性を検討することを目的としている。今年度は介入群13名に対し、夏季休暇を利用してキャリア教育の介入を実施した。具体的には、学生が、様々な看護職(例:職能団体に勤務する看護職、起業している看護職、僻地で働く看護職、議員として働く看護職等)の職場を訪問し、業務の説明を受け、実際の仕事を見学・体験した。実施後の自由記載アンケートでは、「これまでは病院の看護師や自治体の保健師しか考えていなかったが、視野が広がった」「就職までまだ2年もあるので、どんな仕事に就きたいかをしっかり考えようと思った」等、介入への肯定的意見がほとんどであった。また、昨年度実施したベースライン時の基礎的調査で、職業キャリアレディネスや社会人基礎力と性格傾向との関連を解析したところ、職業キャリアレディネスや社会人基礎力は、外向性、勤勉性、協調性等の性格傾向と有意な関連があることがわかった。今後の予定としては、来年度に2回目の介入を実施後、非介入群と比較して、職業キャリアレディネスや社会人基礎力に有意差を認めるか否かについて解析していく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
計画通りに、昨年度は介入群にキャリア教育を実施できた。概ね順調に進展していると評価できる。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度は、第3回目の介入を実施する予定である。昨年度、数施設から介入の協力が得られているので、今年度も協力はスムーズに得られると考えている。学生の夏季休暇中の予定と介入実施時期の調整が昨年度は難航したので、今年度はスケジュールを早めに決定していく予定である。
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Research Products
(2 results)