2017 Fiscal Year Annual Research Report
Introduction and evaluation of family nursing education providing model for continuing nursing education personnel at clinical site
Project/Area Number |
26670928
|
Research Institution | Osaka Prefecture University |
Principal Investigator |
中山 美由紀 大阪府立大学, 看護学研究科, 教授 (70327451)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡本 双美子 大阪府立大学, 看護学研究科, 准教授 (40342232)
藤野 崇 近畿大学, 医学部附属病院, その他 (50758406)
|
Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
|
Keywords | 家族看護学 / 継続教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、臨床現場における看護継続教育において、家族看護学教育を担う人材の育成を目的とする。そのために①臨床における家族看護教育の在り方を探求し、②臨床看護師のニーズや臨床看護実践能力習熟段階に沿った家族看護教育内容を検討した。さらに③臨床現場の看護継続教育担当者を対象に、検討した家族看護教育内容を教授できる能力を養うことのできるプログラムを実施し、その効果を検証した。 具体的には、継続教育において家族看護教育の実態の調査と家族看護教育を主として担当する家族支援専門看護師に対するインタビュー調査から、現状と課題を明らかにした。さらに、臨床看護師対象に家族看護に対するニーズ調査も行った。特にニーズでは、「家族とのコミュニケーション」や「介入技術」等、臨床ですぐに役立つものが中心であった。これらの研究から、教育内容を検討し、臨床現場の看護継続教育担当者を対象に家族看護講座を実施した。家族看護講座前後において、家族に対する態度や家族看護実践に変化が見られたこと、教育に反映できているとの評価も得られた。これらは学術集会にて報告した。 さらに家族看護教育プログラムを実施するためのハンドブックの作成のために冊子の作成を行った。冊子は家族看護初学者を対象とし、教育プログラムの内容を反映したものである。構成は家族の概念、家族に看護するための基本姿勢、コミュニケーション、家族看護の関する諸理論、家族像の形成である。今後、本冊子を臨床看護師への教育に役立てる予定である。
|
Research Products
(4 results)