2019 Fiscal Year Annual Research Report
Promoting mother-infant interaction between low birth weight infants and their mothers
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26670982
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
末次 美子 九州大学, 医学研究院, 助教 (70437789)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 低出生体重児 / 心的外傷後ストレス障害 / ボンディング障害 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、低出生体重児で出生しNICUへ入院となった子どもとその母親を対象とし、退院後1か月以降に実施する母子関係性支援が、母親の精神状態に及ぼす影響について検証することである。母親の抑うつ気分や心的外傷後ストレス症状を改善することは、子どもの発育発達促進やアタッチメント パターンへの良い影響をもたらす可能性があり、低出生体重児の健やかな成長発達とその母親の精神的健康に貢献できると考える。 出産による心的外傷後ストレス症状がボンディングにどのような影響を及ぼすのかを明らかにするために、正期産の母親を対象に調査を行った。また、ボンディング障害をスクリーニングおよび分類するためのツールとして、日本語版STAFFORD面接法と日本語版Postpartum bonding questionnaire(PBQ)の信頼性妥当性の検証を行った。早産かつ低出生体重児として出生した子どもとその母親を対象とし、母親の抑うつ気分や出産による心的外傷後ストレス症状を査定し、ボンディング障害の分類を査定し母子の関係性の分析を行った。 ボンディング障害の分類を評定するための日本語版STAFFORD面接法では、信頼性妥当性を確保するため研究者間一致度にて検証を行った。2019年度はこの評定の信頼性妥当性の検証のためのコンセンサス会議に重点を置いて実施した。
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