2017 Fiscal Year Annual Research Report
Development of Parent-Child Learn Together Sex Education Programs That Utilized a Portfolio
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26670998
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| Research Institution | Fukuyama Heisei University |
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Principal Investigator |
若井 和子 福山平成大学, 看護学部, 教授 (60584133)
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| Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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| Keywords | 性教育 / 幼児 / 親子 / ポートフォリオ / 親子関係 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、幼児期から親子で学ぶ性教育にポートフォリオ（親子で性教育を共有してきた成果物を挟むファイル）を取り入れ、親が自信をもって子どもに性教育を行い、次世代まで継続できる性教育プログラムの開発をすることである。事前の調査により、幼児期から親子で学ぶ性教育プログラムを受講する親は、社会的・情緒的発達を促す内容、および家庭で活用できる性教育の教材を期待していることを把握し、繰り返し教材の検討を行った。その結果、3-4歳児親子・5-6歳児親子の2クラスに分け、プログラムを各クラス3つのテーマで構成し、毎月1テーマずつ、全3回を実施した。第1回目に参加した保護者にポートフォリオを配布した。第3回目終了1ヵ月後、保護者を対象に性教育ポートフォリオの効果についてグループインタビューを実施した。第2回目以降の調査より、親子で性教育プログラムを受講することは、子どもの感情リテラシー発達を促し、親自身が育児自己効力感を得ることがわかった。
最終年度は、性教育ポートフォリオの効果について評価することであったが、全3回を受講した親子が少なかったため、研究期間を延長して3-4歳児親子および5-6歳児親子クラスの性教育プログラムを実施し、グループインタビューの結果を分析した。分析の結果、性教育ポートフォリオを活用することは、子どもの興味を教材の中から見つけ、親子が共通の会話を楽しみながら、子どもから親へのアタッチメント形成に役立つことが示唆された。引き続き性教育にポートフォリオを取り入れた効果を検証し、次世代まで継続できる性教育プログラムの開発を検討していく。
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