2015 Fiscal Year Research-status Report
在宅における看取りを支える家族の介護力量アセスメント尺度の開発
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26671012
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Research Institution | Yamanashi Prefectural University |
Principal Investigator |
稲垣 順子 山梨県立大学, 看護学部, 教授 (20193542)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
永田 千鶴 山口大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (50299666)
佐藤 悦子 山梨県立大学, 看護学部, 教授 (40279899)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 在宅の看取り / 家族の介護力量 |
Outline of Annual Research Achievements |
質問紙の開発を行うため、質問紙の検討を研究者間で実施した結果、質問項目の項目数が少なすぎで信頼性の係数が上手く算出されないことが明らかになった。 そこで、これまで研究代表者が実施した質的研究の逐語録を内容分析し、60項目の質問項目に項目数を増やした。また、文言の表記が回答者にとって分かり易い表現かどうか研究者間で検討を行い、最終決定した。また、回答方法をリッカート法では回答に偏りが出る可能性があることから、ビジュアルアナログ法に変更し、より回答に偏りが出ないように配慮し、作成を行った。 また、研究協力訪問看護ステーション数が8342箇所と昨年度より増加しているが、対象施設を無作為に選択するのでなく、新設1年以上継続している施設で、平成7年7月7日に厚生労働省から認可を受けている全国訪問看護事業協会の正会員に登録している全施設を対象とすることにした。この理由は、新設まもない施設では、在宅での看とりの体制が十分に確立されていない可能性があること、全国訪問看護事業協会は、訪問看護事業の発展と普及に向けた活動を行っている団体であり、積極的に訪問看護活動を行っている施設が選定できるためである。 今後、研究倫理委員会の承認を受け、質問紙を発送していく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
再度項目選定を行うにあたって、もう一度質的研究の逐語録を内容分析したことから時間を要した。また、研究協力訪問看護ステーションの新設、閉鎖が多く、どの訪問看護ステーションにお願いをするかリストを作成するのに時間を要した。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は速やかに研究倫理委員会の承認を受け、質問紙を発送していく。また、質問紙が戻ってきたら随時入力し、解析を行う。研究が遅れているため、1年間延長する方向で、検討している。
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Causes of Carryover |
質問紙の質問項目数が少ないため、研究者が再度逐語録から内容分析を行い質問項目数を増やす作業が生じ質問紙の発送が遅れた。また、訪問看護ステーションの新設、閉鎖が相次ぎおこり、研究協力訪問看護ステーションの選定に時間を要したため、質問紙の発送が遅れた。このことから、郵送費が浮き当該助成金が生じた。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
今後は速やかに研究倫理会にかけ、質問紙を発送する。また返送されたものから、順次入力し、解析していく。今後、もう1年間研究を延長する予定である。
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