2014 Fiscal Year Research-status Report
空間的治療効果を重視した精神科病棟療養環境モデルの開発-眺望-隠れ場理論の活用
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26671013
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Research Institution | Nayoro City University |
Principal Investigator |
結城 佳子 名寄市立大学, 保健福祉学部, 教授 (60320537)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
定廣 和香子 札幌市立大学, 看護学部, 教授 (60299899)
山田 良 札幌市立大学, デザイン学部, 准教授 (00452988)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 療養環境モデルの理論的枠組の洗練 / 治療的空間の構想・設計 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,次の目標を通して,精神科病棟を対象に空間的治療効果を重視した療養環境モデルを開発することを目的とした。① J.アプルトンの眺望-隠れ場理論を中核に据え,精神科入院加療を要する患者に対して高い治療的効果を有する空間が具備すべき要件を,看護学および空間デザイン学的観点から抽出する。② ①により抽出した要件に基づき,療養環境モデルの理論的枠組みを構築し,精神科病棟における治療的空間を構想・設計する。実際の精神科病棟に構想した空間を実現し,参加観察(非参加型)による調査を行い,その治療的効果を分析,療養環境モデルの妥当性を検証する。
初年度である2014年度における実施内容は以下の通りである。①精神科病棟視察,精神科病棟に勤務する看護師,看護管理者および施設管理担当者への聴き取りを行い,看護学および空間デザイン学的観点から治療的効果を有する空間として具備すべき要件を検討した。②治療的空間構築の先進地を視察,勤務する看護師への聴き取りを行った。③①および②により洗練した療養環境モデルの理論的枠組みに基づき,治療的空間を構想・設計(デザイン)し,精神科病棟に勤務する看護師,看護管理者へ提示,構想・設計(デザイン)に対する聴き取りを行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究代表者の体調不良および療養のため
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Strategy for Future Research Activity |
研究代表者の病気療養のため,2015年4月30日付をもって補助事業廃止を申請中。
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Causes of Carryover |
研究代表者体調不良および療養のため
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
研究代表者の病気療養のため,2015年4月30日付をもって補助事業の廃止を申請中。
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