2017 Fiscal Year Annual Research Report
Development of guidelines for accident prevention in public health nursing practice
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26671032
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Research Institution | Chubu University |
Principal Investigator |
岡村 雪子 中部大学, 生命健康科学部, 講師 (40405220)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
梶田 悦子 名古屋大学, 医学系研究科(保健), 教授 (50135373) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 公衆衛生看護学実習 / 事故予防 |
Outline of Annual Research Achievements |
度重なる医療事故関連の報道を契機に、我が国における医療安全問題への取り組みに対する社会の関心が高まっている。また、医療機関に勤務する医療従事者・病院関係者のみならず、地域社会における保健医療職も共に連携し、医療安全確保のための取り組みを実施することが求められている。そして、地域(行政・産業・学校・その他)で働く保健師にとっても、医療安全問題への理解を深め、取り組みに参加することは、保健師活動の質を高める上で重要である。 医療安全問題は現職の医療関係者だけが取り組むのではなく、臨地・臨床実習を通して患者およびその家族らに関わる医療系学生にとっても関心を持つこと、適切な行動をとることが求められている。看護基礎教育において医療安全についての教育が導入され、重要視されるようになってきたことから、臨床においては事故予防のための積極的な取り組みが既に始まっている。一方で公衆衛生看護学分野においては保健師学生を対象とした、実習中の事故予防に関する研究は未だ見られていない。 平成29年度は文献研究を通して研究枠組の再構築を行った。主に2つの観点から文献検討を実施した。1つは公衆衛生看護学実習中の安全管理・事故予防に焦点を当てた研究の探索および公衆衛生看護学分野における研究の動向を整理した。医中誌webを用い、キーワードは「公衆衛生看護学実習」「保健師専門教育」「保健師学生」とし、2001年から2017年に発表された原著論文210件を対象とした。 もう1つは医療系学生の臨地・臨床実習における医療事故防止の取り組みに関する研究の動向を整理した。医中誌webを用い、キーワードは「医療事故防止」「臨床・臨地実習」とし、2001年から2017年に発表された原著論文186件を対象とした。 そしてこれら2つの文献検討結果を統合し、公衆衛生看護学実習における事故予防に向け今後取り組むべき課題および提言をまとめた。
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