2017 Fiscal Year Annual Research Report
Context recognition based on behavior analysis of touch operation and its application
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26700007
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Research Institution | Nara Institute of Science and Technology |
Principal Investigator |
荒川 豊 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 准教授 (30424203)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | タッチ操作 / コンテキスト認識 / ピエゾ素子 / 環境発電 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は,タッチ操作の挙動によるコンテキスト認識に関して,これまでの研究成果をまとめ,海外英文ジャーナルに投稿し,採択された.この論文では,Android上で,あらゆるアプリケーション上でのタッチ操作を,アプリケーションを改変することなく取得する仕組みを詳細に解説し,実装した上で,その性能を評価している.1本指から8本までのタッチ,スワイプ,ピンチイン,ピンチアウト,ローテーションのタッチ操作を評価し,85%から100%の精度で認識できることを示した.さらに,開発したシステムを用いて,スマートフォンをどのような持ち方で使用しているかという持ち方判定へと発展させた.被験者10名による実験を行い,Random Forestを用いて判定モデルを構築した結果,支持手(左手 or 右手)と操作指(親指 or 人差し指)の組み合わせ4通りに関して,平均96.5%の精度で識別できることを明らかにした.
また,これまではスマートフォンのタッチ操作のみに着目してきたが,運動時の外界へのタッチへと範囲を広げ,タッチセンサを多数配置したスマートグローブの開発とワークアウト時の運動形態の認識に取り組んだ.同時に,ワークアウトのその他の運動についても,加速度センサなどを用いた動作識別およびカウントシステムを開発した.
外界とのタッチを取得するためには,ピエゾ素子という圧力や振動によって電圧が変化するデバイスを用いている.このデバイスは圧力センサとして使っているが,発電素子とも捉えることができる.このように,物理現象から電気を生み出す環境発電素子の代表例は太陽電池であり,コンテキストによって変化するこれらの素子の発電量からコンテキストを推定する仕組みを検討した.この仕組み及び結果は,電子情報通信学会総合大会において優秀ポスター賞を受賞した.
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(9 results)