2015 Fiscal Year Annual Research Report
全自動言語処理システムを用いたツール作成学習テンプレートの網羅的整備と共有
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26700019
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
狩野 芳伸 静岡大学, 情報学部, 准教授 (20506729)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 自然言語処理 |
Outline of Annual Research Achievements |
自然言語(テキスト・音声)の大規模処理は日々需要が高まっており、それに応えるには再利用性の高い資源(ツール・データ)の整備と機械学習の利用が必須である。これまで既存資源を「使う」ための自然言語処理プラットフォームを構築してきたが、自然言語処理ではドメイン依存性が高く、データに応じたツールの再学習が必要であることが多い。そこで機械学習統合の、資源を「作る」ための全自動システムを構築する。同時に、機械学習の学習素性テンプレートを網羅的に実装・配信できるようにするのが目的である。
そのために、主にプラットフォームの機械学習対応機能について、プロトタイプ作成を進めた。具体的には、教師付き機械学習手法を用いた訓練と、その結果の評価について、汎用性・互換性・可搬性を保ちつつ、容易に利用できるように、かつこれまでのプラットフォーム実装を極力生かし統合的なシステムとして利用可能になるように設計を検討し、プロトタイプとして実装した。 本年度は、このプロトタイプのテストを兼ね、いくつか実際的なアプリケーションにプラットフォームやコンポーネントを応用する実験を行った。具体的には、大学入試の自動解答、医療言語情報処理、法律文書の処理などである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
初年度のプロトタイプのテスト遅れの影響による。
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Strategy for Future Research Activity |
今後はさらに応用事例を増やしつつ、システムの洗練化を進める。
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Causes of Carryover |
実装進捗状況の遅延による。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
本来予定にかかわる部分を次年度に遂行する。
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[Journal Article] 「ロボットは東大に入れるか」プロジェクト:代ゼミセンター模試タスクにおけるエラーの分析2016
Author(s)
松崎拓也, 横野光, 宮尾祐介, 川添愛, 狩野芳伸, 加納隼人, 佐藤理史, 東中竜一郎, 杉山弘晃, 磯崎秀樹, 菊井玄一郎, 堂坂浩二, 平博順, 南泰浩, 新井紀子
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Journal Title
自然言語処理,
Volume: 23(1)
Pages: 119-159
Peer Reviewed
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